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救急車で行ったのに、入院させてくれない
2010年06月22日(火)
高速バスに揺られて通院している方が、ボヤきました。
「自分の親が腰痛になり、救急車で行ったのに入院させてくれない」と。
「A病院には、門前払いされた」と怒りをぶちまけます。
「救急車で行ったのに・・・」という言葉には、ちょっと引っかかりましたが、
もう少し、黙って聞いてみました。
「結局、B病院にたらい回しにされて、入院できたけれど、
嘔吐しても、ここは整形外科病棟だから、吐き気止め薬は
内科でないと出せないと、嫌がらせをされた」と。
どうやらDPC病院のようです。
「その病院では腰痛しか診ないのです」と解説しましたが、
「そんな冗談を」と相手にしません。
DPC病院のことは、何も国民に啓発されていません。
・14日で追い出されることも、
・その病気以外の病気は入院中には診れないことも、
・かといって、吐き気止めを近所の開業医でもらうことが、できないことも・・・
その患者さんの嘆きはさらに続きます。
「まだ入院したばかりなのに、もう家に帰れと言われている」と。
「ええやんか。往診してもらえば」
「それが往診する医者なんか一人もおらんから、困ってるんや」
今、国民には、難しい病気の話より、
・医療の仕組み
・正しい病院のかかり方
・かかりつけ医を持つ意味
などを、分かり易く解説することが、最も必要であろう。
こんな身近な乖離に目を向けずに、
「社会保障を充実」
「医療と介護を一番に」などと
政治家がいくら演説しても、空虚に感じる。
遠くから通院してくれている患者さんには、なるべく
このような雑談をするようにしている。
思いもかけないヒントを頂く。
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