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「健康」とは、湧いて出る「健康感」、「幸福」とは「幸福感」を持つこと
99歳を目前にした日野原重明医師の講義
2010年06月27日(日)
久しぶりに、日野原先生の講義を拝聴しました。
99歳を目前にされて、全然ボケていないどころか(失礼!)、ますます意気盛んな感じです。
臨床医の心構えと、幸福論を教えて頂きましいた。
冒頭は、発熱の講義でした。
この発熱の原因は、急性心筋梗塞でした。
「糖尿病のある患者さんの心筋梗塞は、発熱だけで胸痛が無いことがあるので、注意するように!」
こんな教訓から、講義が始まりました。
胸痛は、
問診で70%
検査で80%
入院で90%
診断がつく。
聖路加病院は、埋立地(築地)の1万2千坪の敷地の中に建つ、49階建ての建物。
だから地中深くに支柱を埋め込み、30階の渡り廊下にも、地震に備えた特別な仕掛けも。
「健康」の「健」は、人が、自分の足で立つこと。
「康」とは、安静、安定を意味する。
WHOの定義では、
健康(Well Being)とは
1)身体的
2)精神的
3)社会的
4)霊的な
健康を指すが、4)はまだ保留中(賛否両論)
「健康」とは、湧いて出る「健康感」。
「感謝」とは、「生きるエネルギー」。
体は病んでいても、また、老いても
心のなかに、いのちの「健康」が」漂えば、
そこに「健康」が実在する!
たとえ病人であっても、「健康感を!」と、訴えられた。
さらに、「幸福」とは「幸福感」を持つこと。
そして、「健康感」と「@幸福感」は似ていると。
「生きがいがあれば疲労感がない」
日野原式「Chiice of Habits of Living」
1 どう食べ(Eat)
2 どう呼吸し(Breath)
3 どう動き(Move)
4 どう休み(Rest and Sleep)
5 どう仕事し(Work)
6 どう集中して考えるか(Think and Conzentrate)
99歳目前の医師が、
朝7時半からのカンファレンスに出席し、回診している。
朝と昼は固形物は摂らない。
夜のみ800Kcalの食事。
最後に余談を3つ。
・葉酸が長寿ビタミンとして注目されている。
folic acidを「葉酸」と訳したのは、日野原先生。
・うつぶせ寝が自然であるとのこと。
これを聞いて安心。
・30歳の時の、体重と腹囲を保つことが長寿の秘訣。
日野原先生に元気を頂いた。
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この記事へのコメント
昨年の日野原先生のお誕生日の翌月、先生の講演に行きました。
数分お話されたところで、「僕は先月98歳になりました」・・・と言うなり先生は指揮者に早変わり。happy birthdayの大合唱。先生と会場の数百人が一体となり、誰もがお腹の底から歌っていました。たった数分で、会場全体を惹きつける先生のパワーを頂いてきました。わたしの中で「健康感」あふれています。
わたしの疾患は平均より短命と聞いたことがありますが、現在の体重と腹囲は
高校生のときくらいですから、長寿目指します。
Posted by yun at 2010年06月28日 09:04 | 返信
日野原大先生に元気を頂いた院長先生から
私はお話し事態をあまり理解力が無かった
けれど、元気をあやかれた気がいたします。
Posted by st**yminmin at 2010年06月28日 12:16 | 返信
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