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このひとの詩に励まされた方は多いことでしょう。

私も苦しい時には、こ相田氏の
「にんげんだもの」とか
「そのままでいいんだよ」
という言葉が、どこからか出てきます。

一方、機嫌のいいときには
「おかげさん」という言葉が浮かんできます。

相田みつをは、若いころから、仏教徒でした。
彼の詩の根底には仏教が流れている。

昔は彼の文章が長かった。
しかし、短歌に集約し、
最後は、もっと短いフレーズに削る作業が読いた。
これは、どことなく、ブログやツイッターを書く作業ににている。

お経を達筆で写し、数々の「書」の世界の大きな賞をもらっていました。
相田みつをが書いたとは思えない達筆のお経を見たことが、一番驚きました。
てっきり私と同じように、書が下手な方だと思っていたので、ショックだった。（笑）

しかし彼は、ある日、「書道家」の道を捨てました。
裸になって、求道の道を歩みました。
ここが感動的です。

彼が書を書くところのビデオを見ました。
鬼気迫る迫力。
書いては捨て、何度も書き直す。
まさに「書」に明け暮れた、一生でした。

美術館の中は、相田みつをの「癒し系」空気がしっかり流れていました。
お土産グッズ売り場には、女性が列をなしていました。
グッズを沢山抱えてレジを待っていると、
いかにも「悩み多きオヤジ」のようで少し恥ずかしかった。

日野原先生のお話に続き、心が洗われた１日となりました。

今度は、もっとゆっくり、行きたいと思いました。
入場料８００円。開館して、もう１０年になるそうです。
介護保険と同じ歴史。（関係ないか）

是非、東京駅で時間が出来たときは立ち寄ってください。