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第1回リウマチを治そう会
尼崎のことは尼崎で
2010年07月30日(金)
昨夜は、尼崎医療生協病院の柏木聡先生にリウマチのレクチャーを受けました。
彼は、リウマチしか診ない医者です。
まだ36歳ですが、すでに完成されたリウマチ医です。
リウマチの治療に生物学的製剤が登場したことは、革命的です。
しかし、いくつかの問題を孕んでいます。
感染症の顕在化、がんの発生、そして経済的問題です。
いくらいいお薬が出来ても、高すぎれば、どこかで問題が生じます。
はやり価格が大切です。
生物学的製剤は、薬代だけでも年間、130~180万円もかかります。
柏木先生には、当院で手に負えないリウマチ患者さんを何人かお世話になっています。
全員が生物学的製剤になっていますが、彼は、その症例数にはこだわらないとのこと。
リウマチ医療にかける夢を熱く語ってくれました。
1)リウマチセンター構想
2)レインボークラブというリウマチ患者会の発足
です。
1)は、理想的な地域医療連携を可能とし、
2)は、真の意味での、フラットな医療への挑戦
です。
素晴らしい。
柏木先生が尼崎に赴任されて、はや3年。
彼は尼崎の名医かつ名プロデユーサーです。
尼崎にはリウマチ患者さんが2000名程度おられると推定されます。
これからさらに活躍されるでしょう。
彼のチャレンジを応援しよう!

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この記事へのコメント
はじめまして。異業種よりMRへの転職を希望している者です。初めてブログ拝見しましたが、
情報量の多さに驚きました。今後も拝見させてもらいます。実は、先生に質問がありまして、
・先生が重宝しているのはどういうMRか? が知りたいです。
お医者様側からの意見が知りたく、コメントさせて頂きました。時間がある時で、結構ですので、
ご回答のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
Posted by ウメハラ at 2010年07月30日 03:04 | 返信
ウメハラさま、長尾です。
ご質問、ありがとうございます。
私から見た良いMRとは?
優先順に書くと
1)医学知識が格段に豊富であること。
MRさんは、自分の担当の薬に関しては、この世で最も豊富な情報を
得る立場にある。有名教授よりはるかに多くの情報を持っているはず。
2)自社の製品を売ることよりも、もっと広い視野で世の中を展望できる
視点を持っていること。
3)患者さんの気持ち、特に、経済的に恵まれず医者にかかれない患者さんの
気持ちになって、医療を考えることができる。
在宅患者さんにまで思いを馳せることのできるMRさんは、5%以下でしょう。
4)医者も気持ちを理解できるMRさん。
いまどきの医者は大変な仕事であり、同情感を持つ素地があること。
5)国益を考えることができる。これは必須。
勝手なことばかり書いてスミマセン。
Posted by 長尾 at 2010年07月31日 12:08 | 返信
長尾先生、貴重なご意見ありがとうございます。
医薬情報担当者の名の通り、情報・知識を取りいれ続けることが必要なのですね。
あと1つ質問させて頂きたいのですが、薬の種類によっては各製薬会社ともあまり効果が変わらないこともあり、その場合はMRの人間性で決まることも多々ある、
というようなことを聞いたのですが、実際のところはいかがなのでしょうか?
恐縮ですが、ご回答いただければ幸甚です。よろしくお願い致します。
Posted by ウメハラ at 2010年07月31日 08:15 | 返信
うめはらさま、長尾です。
当然そのとうりです。人間対人間です。
メーカーによって、MRさんの体質は、かなり異なります。
そこは企業倫理になります。
Posted by 長尾 at 2010年07月31日 11:49 | 返信
ご回答、ありがとうありがとうございます。実際にMRに接している先生の声を聞き、
大変参考になりました。今後もブログ拝見させて頂きますので、よろしくお願い致します。
Posted by ウメハラ at 2010年08月01日 02:08 | 返信
ウメハラさま、長尾です。
御質問、ありがとうございました。
こんな変な医者もいるということで・・・
Posted by 長尾 at 2010年08月06日 12:19 | 返信
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