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プライドの高い軽度認知症患者さん

2010年08月09日(月)

よろず相談室は、暑い中、 丸ちゃん軍団の応援を受けて少しずつ進んでいます。
やはり認知症がらみの相談が多いです。
それも、プライドの高い軽症認知症患者さんには、どの家族も困られているようです。
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 家族の目から見たら、バリバリの認知症であっても、
当の本人が来てくれないと診療が成立しません。
しかし本人は病識が無いので、無理やり連れてこようとすると激怒します。

このような相談が何件もありました。
「騙して連れて来て」
「家族に付き添うという形で連れて来て」などをお願いします。

いろんな作戦を考えます。
いざ、診察の来られたら、ゆっくり時間を取っていろんな世間話をします。
直接話をしないことには、、なかなか警戒心を緩めてもらえません。

頭部CTを撮ったり、長谷川式テストをするまでが大変です。
「もの忘れ」という言葉を用いて応対しますが、この言葉にも怒る人がいます。
もちろん、うっかり「認知症」という単語を口にしてしまったら、大変なことになります。

「プライド」ほど邪魔なものはありません。
医者と教師(先生と呼ばれる人種)が、一番大変な患者と言われています。
これは、当たっています。

認知症患者さんの初診には、家族との「打ち合わせ」が必要です。
ここに「よろず相談室」の意義があることが分かりました。
さらに、「認知症コーデイネーター」がいてくれたら、どんなに便利か!

8月7日、午後2時30分の様子です。

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この記事へのコメント

なんで 他の近隣の医院の「先生方」はこういうことをしないのでしょうか

 試案 あくまでも私案ですが 地域に密着しているお寺さんと連携というのはどうでしょか お寺さんもカンチガイしている人が多く「拙僧は偉いからのぉ」と困った人に手を差し伸べない人もおられますが まあ、それはさておき
 認知症コーディネーターに地域のお寺さんをまきこむというのはどうでしょうか 実名は申し上げれませんが ご家族が認知症になられて 近隣の医師にかかるとまずいので遠方の医院にかかっておられる 某お寺さんも 何寺かありますのできっと同調される方も増えると思います。

Posted by おじさん at 2010年08月15日 01:45 | 返信

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