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遙かなるCKD診療

2010年09月10日(金)

今夜は、兵庫医大の中西健教授を囲んでCKD勉強会の司会でした。
知っているつもりのCKD診療も、実は知らないことばかり。
患者さんにも、もっともっと、CKDの啓発が必要だと感じました。
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CKDとは慢性腎臓病のこと。

・ネフローゼ症候群
・慢性腎不全
・IGーA腎症、などの総称。

尿中蛋白と血尿
血清クレアチニン
GFR
などから診断する。

高血圧を見たら、CKDを疑う。
糖尿病を見たら、CKDを疑う。

疑ったら、GFR,クレアチニン、
尿アルブミンを必ず測る。
しかし、今日あった保険診療規則では机上の空論か?

クレアチニン2以上で、多くの開業医は
腎臓内科に紹介してるが、彼らは
1.1~1,4で紹介してほしいと思っている。

治療は、まず食事療法から。

蛋白制限食に尽きる。
糖尿病の食事は、高蛋白食だが、
蛋白尿が出た時点から、低蛋白食に180度変える。

ARB/ACEを必ず入れる。
降圧不十分なら、倍量に増やす。
それでも駄目なら、利尿剤を加える。

それでもダメならカルシウム拮抗剤を併用する。
ARB/ACEの腎保護作用のエビデンスは豊富だ。
これを忘れたら話にならないが、現実には結構ある。

血圧を見てCKDを見ず、
糖尿を見てCKDを見ず、の
診療にならぬよう自戒しなければ・・・

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