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朝食は、ブッフェ?ルームサービス?
2010年09月23日(木)
いいホテルの朝食は、ブッフェ以外に、ルームサービスが選べます。
どちらも長所と欠点があり、よく迷います。
施設をブッフェに、在宅をルームサービスに、たとえてみました。
どちらも長所と欠点があり、よく迷います。
施設をブッフェに、在宅をルームサービスに、たとえてみました。
ブッフェは、集団で食べますから、経営者側にすれば効率がいい。
効率がいいので、いい食材の提供も可能となります。
しかし、ルームサービスは、同じ値段で、内容は貧弱です。
これって、施設と在宅に、似ていませんか?
在宅医療とは、ルームサービスのようなもの。
ゆっくりくつろげますが、食材にはあまり期待できません。
在宅医療は、安いと思うのは間違い。
多くの場合、医療は安いが、介護は高い。
2週に1回の訪問診療した場合、1ケ月の医療費は、約6万円。
一方、介護費は、要介護3ならば、約25万円。
両方合わせると、ざっと、30万円。
ALSなどの医療依存度の高い場合はさらに高くなる。
医療費は、30万円。介護費は、35万円で、合計75万円かかる。
さらに、自費や何かで、80万円以上かかる。
末期がんの場合は、医療費は、最大でも約40万円。
介護費は、平均すると20万円位か。
ならば、足して、60万円位。
しかし、平均在宅期間は、1ケ月半なので、
多く見積もっても、全経過で100万円程度か。
確実に終わるので、これを高いと見るのか。安いとみるのか?
戒名に100万円かけるなら、そんなに高いとは言えないのではないか。
しかし、人間は、葬儀の1万円は惜しくないが、医療への1万円は惜しむもの。
中には、100円でも文句を言ってケチるひとがいる。
「死んでからの1万円より、生きているうちの1万円」
と言っても、なかなか、ピンとこないのが、人間というもの。
話がそれました。
ルームサービスが常に安いとは、言えないはず。
お金の面から言うと、むしろ施設(=ブッフェ)の方が、
安上がりのはず。
ちなみに、私自身は、その日の気分で、
ブッフェとルームサービスを使い分けています。
在宅と施設も、そのような関係にあれば、理想的だと思うのですが・・・
効率がいいので、いい食材の提供も可能となります。
しかし、ルームサービスは、同じ値段で、内容は貧弱です。
これって、施設と在宅に、似ていませんか?
在宅医療とは、ルームサービスのようなもの。
ゆっくりくつろげますが、食材にはあまり期待できません。
在宅医療は、安いと思うのは間違い。
多くの場合、医療は安いが、介護は高い。
2週に1回の訪問診療した場合、1ケ月の医療費は、約6万円。
一方、介護費は、要介護3ならば、約25万円。
両方合わせると、ざっと、30万円。
ALSなどの医療依存度の高い場合はさらに高くなる。
医療費は、30万円。介護費は、35万円で、合計75万円かかる。
さらに、自費や何かで、80万円以上かかる。
末期がんの場合は、医療費は、最大でも約40万円。
介護費は、平均すると20万円位か。
ならば、足して、60万円位。
しかし、平均在宅期間は、1ケ月半なので、
多く見積もっても、全経過で100万円程度か。
確実に終わるので、これを高いと見るのか。安いとみるのか?
戒名に100万円かけるなら、そんなに高いとは言えないのではないか。
しかし、人間は、葬儀の1万円は惜しくないが、医療への1万円は惜しむもの。
中には、100円でも文句を言ってケチるひとがいる。
「死んでからの1万円より、生きているうちの1万円」
と言っても、なかなか、ピンとこないのが、人間というもの。
話がそれました。
ルームサービスが常に安いとは、言えないはず。
お金の面から言うと、むしろ施設(=ブッフェ)の方が、
安上がりのはず。
ちなみに、私自身は、その日の気分で、
ブッフェとルームサービスを使い分けています。
在宅と施設も、そのような関係にあれば、理想的だと思うのですが・・・
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この記事へのコメント
ふーむなるほど・・ビュッフェとルームサービスに例えて考えた事はなかったです。
財源問題で考えると安い方へ・・という流れなのだろうか。
在宅医療・介護とショートステイ・夜間対応型デイ・小規模多機能施設・・
有効には使えてないですよね。
Posted by 板野 at 2010年09月23日 06:53 | 返信
院長先生、毎日お疲れ様です。
介護について読んで勉強になりました。
老後というのはそんなにもお金がかかる
のだと少し驚きます。我が家ではもう数年後
には介護が必要になりそうな当人にお金が
無いので、毎日のサービスも心配になって
きました。我が家では戒名は故人が希望した
祖父母には、古い生命保険で給付金も無かった
上に「院」をと遺言みたいに言われ、仕方なく
「院」が付いていますが、後々の財産のある
お家なら遺産でもめない為にも当人に使うのが
良い場合もあるだろうなと思います。
それにしても介護というのは、先生の使い分け支援の
ようなものが無ければ自分が疲れ果ててしまうという
ものは何となく介護になりそうな人と関わっていると
わかります…。これを読んで良かったなと思いました。
Posted by st**yminmin at 2010年09月25日 09:07 | 返信
板野さま、長尾です。
財政的に見れば、在宅より安上がりなものが「施設」、という考えも成り立ちます。
QOL面と財政面の両面から、「在宅VS施設」を再議論する時だと考えます。
Posted by 長尾 at 2010年10月10日 12:43 | 返信
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