ナチスの一員であるながら、ユダヤ人を救ったシンドラー。
様々な知恵を絞り、数百人のユダヤ人をホロコーストの悲劇から救った。
彼の原点は、人間愛だった。

戦争が終わると、彼は、転々とし、結局はユダヤ人に助けられることになる。
皮肉にもドイツ人からは嫉妬され、ユダヤ人とともに生活することになった。
「シンドラーのリストに載っていたあｔめに、この世に生き残った人たちと共に。
」
ホロコーストの悲劇が、生き残ったユダヤ人の心に死ぬまで残した傷は大きい。
しかし、「シンドラー」という人間がいたことが、ユダヤ人の心の救いとなった。
シンドラーは、多くのユダヤ人に愛された。

シンドラーは、やがて「神」となった。

因果応報。
鶴の恩返し。
愛の連鎖。

シンドラーの魅力は、ダンデイであること。
姿もダンデイだが、生き方がダンデイ。

組織に従いながらも、自ら決めたルールに従って生きる。
心は組織に属さない。
あらん限りの知恵を絞りながら。

これは、現代の我々にも通じる生き方ではないのか？
格差社会で精神的に追い詰められた人がいる。

これからの日本は、もっと大変な時代になるだろう。
それを生き抜くのに必要なものは、知恵と愛なのか。