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医学部新設の愚

2010年10月25日(月)

医師不足だから、医学部を新設することが検討されています。
医師は沢山いるが、役に立つ医師が少ないだけ。
要は、志の問題なのに、そんな単純なことに気がつかない愚。
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10年前までは、医師は余っているので、医学部定員が削減されていました。
それが現在は、急に足りない、足りない、と言い始めました。
いったい、どっちやねーん!!!

足りない訳ではありません。
危険なところ、汚いところ、不便なところ、に居ないだけです。
数の問題ではなく、偏在。

医学が細分化され、専門医が増えました。
消化器だけでも、食道と胃と大腸と肝臓とすい臓は専門が別。
整形外科でも、腰、膝、肩、首、手、股関節と、再分化されました。

専門分化の数だけ、医師が必要となる、という錯覚に陥りました。
あと、マスコミと司法による、医者叩きの結果、危険作業に従事しなくなりました。
さらに、新臨床研修医制度に伴う、医局制度解体が、駄目押しとなりました。

それを、単純に医学部を増やそうという愚。

医師は、何らかの専門性を有しながら、総合的に診る職業です。
医師の歴史を見れば明らかです。
医師が、その志を忘れている。

医療再生にお金は要りません。

医師の志と、医療連携で、再生できます。

医師を増やすより、
不要な医師を事業仕分けするほうが,
まだましだろう。

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