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公的ヘルパー
2010年10月30日(土)
深夜の往診を終えて、車内でNHKを見ていたら「無縁社会への対策」が討議されていた。
孤立化した老人が増えている中、どうやって「おせっかい」を焼いて行くのか?
明治学院大学の河合教授が提唱している「公的ヘルパー」構想に、大いに賛同した。
孤立化した老人が増えている中、どうやって「おせっかい」を焼いて行くのか?
明治学院大学の河合教授が提唱している「公的ヘルパー」構想に、大いに賛同した。
孤独死が増えて、「無縁社会」がクローズアップされてきた。
とても重要な課題だ。
これから一体どうしたらいいのか?
日本は、「夫婦と子供世帯」と「単身世帯」の割合が、ちょうど逆転したところ。
家族の形態が、劇的に変わり、従来の「家族」のイメージはもはや通用しない。
上野千鶴子氏の「おひとりさまの老後」ではないが今後は「おひとりさま」が標準。
解決策は、
「おせっかい」の見直し?
「公的ヘルパー」の創設?
病気があっても医療を受けたく無い老人。
人との関わりを持ちたくない老人。
いや、持つエネルギーすらもはや持たない弱った老人。
つまりモンスターペイシャントの逆の老人が増えている。
人の世話にはなりたくない、という老人の気持ちは何となく分かる。
「人に頼らず生きてきた」、ある意味、立派な老人さんが現実には多い。
どんなに辛くてもSOSは発したくない老人。
制度があっても制度にも引っかかってこない老人。
なんとかしたくても、現行法下での社会資源では、できない現実。
そこに個人情報保護法の壁が、しっかり立ちはだかる。
そのため、近所の人も民生委員も、立ち入れない壁がある。
難しい・・・
さらに、吉永みち子氏は、「無縁死する自由」にも触れたが、
ある僧侶は、自らの経験から「無縁死のやるせなさ」を説いた。
たしかに、実際の孤独死を見れば、私も可哀想だと思う。
河合教授の「公的ヘルパー」制度は、とてもいい案だと思う。
「公的」なら、個人情報にも立ち入れるし、介護や福祉との連携も
スムースにとれる可能性が充分ある。
そうすると、あとは財源問題だ。
現在、要介護認定を受けている高齢者は約18%。
そのうち何らかのービスを利用しているのは8割。
従って高齢者13%が、民間ヘルパーサービスを受けている。
裏を返せば、87%の高齢者が、「公的ヘルパー」の対象となる。
保健師さんはなんとなく怖いが、ヘルパーさんなら甘えられる感じがする。
勝手な想像だが、優しそうだ。
できれば、できるだけ高い報酬体系にして、競争率を高めて、
質のいいヘルパーさんにこそ「公的ヘルパー」になって欲しい。
昔のスッチー、今の新幹線のアテンダントのように。(ナンチャッテ)
小宮山厚生労働副大臣の発言では、400億円の財源があれば可能だそうだ。
早期発見、早期介入が出来れば、トータルで考えれば高い負担とはならない。
現実味のある政策だろう。
その他、
老人学校を作る案。
保育所と老人オームを作る案。
そして「つどう場」を作る案(出た―)。
私自身は、そのうち「消えるように孤独死しよう」かと心のどこかで思ってきた。
しかし、最近、丸ちゃんと出会い、ほんの少しずつ変わってきた。
そして、「公的ヘルパー」と聞き、「それなら少しお世話になりたい」と思った。
できれば、若くてかわいいヘルパーがいい・・・
もしそうでなかったら、やはり「拒否」したりして・・・
なんて書けば、みなさんに、いや奥さんに怒られるだろうな。
まあ、とにかく、いろんな議論を交わす時だ。
とても重要な課題だ。
これから一体どうしたらいいのか?
日本は、「夫婦と子供世帯」と「単身世帯」の割合が、ちょうど逆転したところ。
家族の形態が、劇的に変わり、従来の「家族」のイメージはもはや通用しない。
上野千鶴子氏の「おひとりさまの老後」ではないが今後は「おひとりさま」が標準。
解決策は、
「おせっかい」の見直し?
「公的ヘルパー」の創設?
病気があっても医療を受けたく無い老人。
人との関わりを持ちたくない老人。
いや、持つエネルギーすらもはや持たない弱った老人。
つまりモンスターペイシャントの逆の老人が増えている。
人の世話にはなりたくない、という老人の気持ちは何となく分かる。
「人に頼らず生きてきた」、ある意味、立派な老人さんが現実には多い。
どんなに辛くてもSOSは発したくない老人。
制度があっても制度にも引っかかってこない老人。
なんとかしたくても、現行法下での社会資源では、できない現実。
そこに個人情報保護法の壁が、しっかり立ちはだかる。
そのため、近所の人も民生委員も、立ち入れない壁がある。
難しい・・・
さらに、吉永みち子氏は、「無縁死する自由」にも触れたが、
ある僧侶は、自らの経験から「無縁死のやるせなさ」を説いた。
たしかに、実際の孤独死を見れば、私も可哀想だと思う。
河合教授の「公的ヘルパー」制度は、とてもいい案だと思う。
「公的」なら、個人情報にも立ち入れるし、介護や福祉との連携も
スムースにとれる可能性が充分ある。
そうすると、あとは財源問題だ。
現在、要介護認定を受けている高齢者は約18%。
そのうち何らかのービスを利用しているのは8割。
従って高齢者13%が、民間ヘルパーサービスを受けている。
裏を返せば、87%の高齢者が、「公的ヘルパー」の対象となる。
保健師さんはなんとなく怖いが、ヘルパーさんなら甘えられる感じがする。
勝手な想像だが、優しそうだ。
できれば、できるだけ高い報酬体系にして、競争率を高めて、
質のいいヘルパーさんにこそ「公的ヘルパー」になって欲しい。
昔のスッチー、今の新幹線のアテンダントのように。(ナンチャッテ)
小宮山厚生労働副大臣の発言では、400億円の財源があれば可能だそうだ。
早期発見、早期介入が出来れば、トータルで考えれば高い負担とはならない。
現実味のある政策だろう。
その他、
老人学校を作る案。
保育所と老人オームを作る案。
そして「つどう場」を作る案(出た―)。
私自身は、そのうち「消えるように孤独死しよう」かと心のどこかで思ってきた。
しかし、最近、丸ちゃんと出会い、ほんの少しずつ変わってきた。
そして、「公的ヘルパー」と聞き、「それなら少しお世話になりたい」と思った。
できれば、若くてかわいいヘルパーがいい・・・
もしそうでなかったら、やはり「拒否」したりして・・・
なんて書けば、みなさんに、いや奥さんに怒られるだろうな。
まあ、とにかく、いろんな議論を交わす時だ。
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