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大阪市旭区医師会は、地区医師会の理想形
こんな医師会が、あったんや!
2010年11月06日(土)
大阪市旭区医師会にお招き頂き、「認知症をめぐる医療とケアの連携」の講演をしました。
認知症ケアの勉強会は、今年で、13年目を迎えるそうです。介護保険以前からです。
今日、「理想の地区医師会」を見て、心の底から感動しました。
今日の講演は、夏に副会長さんから依頼を頂きました。
9月某日。
打ち合わせのため、医師会幹部がわざわざ集まり、小宴まで開いて頂きました。
その後、何度も何度も、丁重な打ち合わせの書類が届きました。
先日の朝日新聞社での講演には、幹部の先生がわざわざ、「下見」に来てくれました。
そして、事前の質問も、14問も頂きました。
これでもか!というぐらい万全の準備をして頂き、今日の日を迎えました。
私の講演は、その割にハッキリ言って、たいした話はありません。
しかし終始、司会をして頂いたのは、医師会長さんでした。
副会長先生から、理事先生まで総出で、お世話頂きました。
懇親会では、医師会幹部もケアマネも地域包括のスタッフも一緒になって
ワイワイガヤガヤ、自由に議論していました。
これぞ、医療と介護が一体になっていると感じました。
介護保険制度が出来る前から、医師会役員が総出で
このようなフラットな勉強会が続いているのは驚きです。
認知症ケアに本気で取り組む医師会です。
会長が地域包括ケアに熱心なら、自ずとその地域のケアレベルが上がる。
トップとそれを支える幹部のバランスも、とても良い。
医師のトップが介護と仲良しだから、自然に医介連携が出来ている。
医師会は、何のためにあるのか?
それは、地域の患者さんのためにある。
そのためには、地域での多職種連携を深めることが本分。
こんな当たり前のことを実践している医師会は、意外に少ない。
まして、13年前から、積極的にしていたなんて・・・
私は、今夜、「医師会の理想形」を見ました。
長崎方式、尾道方式が有名ですが、
認知症に関しては、福岡県大牟田市に続いて、
大阪市旭区がモデル地区になることを確信しました。
このチームワークと、「公」の精神、そして「志」は、
全国の地区医師会の、まさしく見本でしょう。
素晴らしい地区医師会。
これぞ世間に誇れる地域住民のための医師会です!
「がん医療」は、「がん拠点病院」がリダーシップを取ることになっている。
ならば、「認知症医療」は、「地区医師会」がリーダシップを取らずに、いったい誰が取る??
招かれた私が一番収穫が多かった今日の午後でした。
旭区医師会、またケアスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
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