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児童虐待の衝撃

2010年11月18日(木)

昨日、堺市の河野朗久先生による「法医学的視点から見た児童虐待」の講演を聞きました。
知らないことばかり。研修医と並んでお勉強です。
そして、虐待は生まれる前から始まっています。それは、「タバコ」。
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現在、児童虐待による死亡数は、年間40~50人。
しかし、出生直後に殺す「嬰児殺」を加えると年間、350人にもなる。

「嬰児殺」は、江戸時代にもあったことが、ある真言宗のお寺の襖絵にある
「間引き絵馬」からもうかがえる。
(最後の写真は、臍の緒が付いた生まれたばかりの子供の口を押さえる母親の絵)

揺さぶり症候群で床に子供を投げつけた親は、
15分~半日間、その場を離れる、そうだ。

どこの家庭にもある普通の家具が、殺人凶器となる。
ふと正気に帰り、病院で医者に言う言葉は決まっている。

「子供が、勝手に熱湯の中に入った」
「子供が、勝手にベッドから落ちた」

有名な乳幼児突然死症候群(SIDS)も、実は、
高率に「虐待死」が含まれていることが分かってきた。
衝撃的なレポートだ。

医師は、虐待の傷を、見逃さないことが大切。
学校検診の時に、見抜く。
そして児童相談所に通報する。

傷の特徴は、「新旧混在した、様々なあざ」
いろんな色が混じる傷は、「怪しい」
鍋や傘が凶器になる。

そして、「虐待は生まれる前から始まっている」と河野先生は述べた。
妊婦がタバコを吸うことは、「虐待」だという。
お腹の赤ちゃんは、ニコチンを喜ばない。

だから、喫煙妊婦を拒否する産婦人科医院の判断は正しい。
誰かが、強く指摘しないと、ニコチン中毒者は気がつかない。
あらためて、妊婦への禁煙指導を頑張ろうと、思った。

虐待を受けた子供は、一時保護され、親と一緒に暮らせない場合は、
児童養護施設に18歳まで保護されるという。

夕飯を食べながら、「WEWS ZERO」を見ていたら、
保護児童を預かる里親制度が特集されていた。

「里親制度」では、子供2人まで。
新しく出来た「ファミリーホーム制度」」では、
子供6人まで預かることができる。

楽しそうな子供の笑顔と、
それに癒される里親の優しい顔が印象的だった。

少子化の中の、虐待問題。
身体的虐待、性的虐待、
そしてネグレクト・・・

子供も高齢者も、虐待の心理はどこか似ている。
自分の思うようにならない、「苛立ち」が原型。
案外、真面目な人ほど、陥り易いのかも?

虐待は、古今東西を問わず、
人間の宿命なのだろうか。
そう感じた。









 

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