月曜の深夜。
はじめて訪問する、状態の悪い患者さん。
交わす会話は、なんとなく重い。

１時間ほど話して、昨日の東京での落語家さんとの
「生と死のトークショーー」の話をしました。
その患者さんは、なんと、大の樋口ファンでした。

御家族が、樋口さんの本を取り出してきて見せてくれます。
「この本に、勇気を貰いながら、毎日、生きている」とのこと。

「昨日、僕は樋口さんとトークショーをしたんだよ」と言っても
全然信じてくれません。
こんな夜中に、みすぼらしい恰好をしてきた、どこかのオッサンなど、簡単に信じてもらえません。

仕方がないので、パソコンで、｢アピタルブログ」を見せました。
私と一緒に講演する樋口さんの顔がちゃんと映っていました。
これでようやく、信じてもらえました。

患者さんの表情が、パッと明るくなりました。
さっそく、樋口効果！

もう一度、彼とライブをやりたい。
その時は、ＤＶＤにして、患者さんに見せたいな。