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遺伝子多型に基ずいたオーダメイドの生活習慣病治療
2010年11月20日(土)
「生活習慣病に対する先端医療」を、関西学院大学で拝聴した。
遺伝子検査の進歩と限界について、知ることができた。
近い将来、遺伝子チップでオーダーメイド医療が出来る
イメージが、かなり、鮮明になってきた。
生活習慣病における先端医療とは、
「遺伝子多型に基ずいたオーダーメイド医療」のこと。
遺伝子で発症を予知できるか?
血糖コントロールが悪くても網膜症になる人と
ならない人がいるが、これをどう説明するか?
血圧、コレステロール、頸動脈エコーでは
イベントを予測できないことは、臨床家なら知っている。
生活習慣病の発症要因を分析すれば、
・環境因子=25%
・遺伝子多型を組み合わせることで予測できる=30%
・未知の遺伝子=35%
・その他=5%
遺伝子多型は、相加的、相乗的に作用する。
結局は、遺伝子多型と環境因子の相互関係によって
生活習慣病が形成されるが、本当に予測は可能か?
例えばアクトスが効く人(7割)と効かない人(3割)がいるが、
この現象をどう説明するか?
1)酸化ストレス関連遺伝子多型
2)糖化関連遺伝子多型・・・
などで、事前に大体分かる。
遺伝子多型を知ることで、
特定の薬剤が有効な症例を選べるはず。
糖尿病患者さんの2割に癌が発病するが、
癌感受性遺伝子による発症予測はできるか?
癌になり易い6つの遺伝子が同定されている。
ハイリスクのグループは、4割が予想できた
余談だがメトホルミンには、
癌の発生を予防できる可能性あり。
遺伝子検査は一生に1回でいい。
究極のエコ検査と言える。
生活習慣病の予知、予防が可能。
オーダーメイド治療で、副作用が少なく、
長きできる薬剤の選択が可能となる。
【私の質問と山崎教授の回答】
1 認知症の遺伝子多型について
ApoEの遺伝子多型が知られているが
ホモでオッズ比は20倍、発症が10年早い。
ヘテロでは、10倍程度か。
ACE-Dもあるが、これは1.2倍程度と低い。
2 遺伝子多型は遺伝するか?
遺伝子アリル 10/12なら遺伝すると言える。
アリルが2/10なら遺伝しやすいとは言えない。
要は、程度の問題。
3 遺伝子多型検査の倫理的問題は?
世界で遺伝子検査をしているのは、
日本、中国、米国の3つの国のみ。
韓国では遺伝子検査は禁止されている。
子供の遺伝子検査は問題がある。
成人して自分の意思で行うことだ。
肥満の遺伝子検査をしても当たらない
すなわち遺伝子多型と表現系は一致しない
糖尿病は、遺伝子多型より
環境因子の要因のほうが大きい。
一方、高血圧の遺伝子多型もまだ未解明。
糖尿病の遺伝子多系はまだ分かっていない。
しかしインスリン抵抗性の遺伝子多型はよく分かっている。

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