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完全に有徳な人に友人はいない
2011年01月03日(月)
「正義」と「善」は、時として相反する。
2つを結び付けるいい方法はあるのだろうか?
これで正義の講義は終わりだ。
2つを結び付けるいい方法はあるのだろうか?
これで正義の講義は終わりだ。
はたして、人類愛は存在するのか?
モンテスキューはこう言った。
1 有徳な人は、困っている人が知り合いであっても、無くても助ける
2 しかし完全に有徳な人に友人はいない
親しい人を優先的に助ける人ほど、
人類愛に疎い人という見方もできる。
愛とは、身近な家族を愛すること?
「人類」を愛することは、愛ではない?
「正義」を「善」と結び付ける2つの方法とは何か?
それを議論するために、最後に
「同性結婚」の問題が議論された。
国は男女間の結婚のみを結婚として認めるべきか。
結婚の目的は、生殖のみか。
政府はどこまで、同性結婚を承認すべきか。
キリスト教において性行為は生殖目的のみに限定されている。
マスターベーションさえも聖書では禁じられている。
また、自分自身と結婚できないことを、どう考えるのか?
同性結婚を擁護する人もいた。
不妊のカップルの結婚も認められる。
政府は関与すべきではない、という中立の立場の人もいた。
このような中立派に反対する人もいた。
ならば人工中絶なら、どうなのか?
我々は、実に多面的な社会に生きている。
同性愛の道徳的な側面はどうなのか。
道徳的に推奨されなくても、法律で容認すべきという意見。
それに反対するという意見。
国はどこまで介入すべきか?
道徳的なものにも介入するのか。
「正義」へのアプローチはどうするべきか?
マサチューセッツ州最高裁判所は、
結局、同性結婚を認める判断を下した。
マーガレット裁判長の判決文では、
・個人の自律性の尊重と
・法のもとでの平等性、 と判断した。
しかし、真に中立な政府とは、
結婚を廃止することだ、という意見もある。
アリストテレスに従うならば、これは
任務と名誉の適切な分配の問題だ。
裁判所は、結婚を社会の承認と名誉の問題
という見解を示し、同性結婚を肯定した。
結婚の目的は生殖であるという考えを却下した。
結婚とはパートナーに対する、恒久的な約束であるとした。
裁判所は「中立でいることができない」ことに気が付いた。
正義、そしてよき生に対する、ひとつの判断を下したのだ。
判断は常に揺れる。
行ったり来たりして修正を要する。
これを「反照的均衡」と言う。
正義にも、揺らぎがある。
善にも、多元的な見方ができる。
絶えず意見の相違があるのが「真理」だ。
正義とは多元的なもの。
対話、議論が重要。
常に見直すことだ。
良き生とは、「議論」である。
「相互尊重」の観念を受け入れること。
時に挑み、学び、受け入れること。
理性の不安を目覚めさせられた。
リベラリズムだけでは乗り越えることは出来ない。
サンデル教授の「対話」は新しい挑戦でもある。
これは生物ならば、福岡伸一先生がいう
「動的平衡」を連想させた。
もう朝の4時。
2日間一生懸命聞いた。疲れた。
なんだかハーバード大学に短期留学したような
気になってきた。
モンテスキューはこう言った。
1 有徳な人は、困っている人が知り合いであっても、無くても助ける
2 しかし完全に有徳な人に友人はいない
親しい人を優先的に助ける人ほど、
人類愛に疎い人という見方もできる。
愛とは、身近な家族を愛すること?
「人類」を愛することは、愛ではない?
「正義」を「善」と結び付ける2つの方法とは何か?
それを議論するために、最後に
「同性結婚」の問題が議論された。
国は男女間の結婚のみを結婚として認めるべきか。
結婚の目的は、生殖のみか。
政府はどこまで、同性結婚を承認すべきか。
キリスト教において性行為は生殖目的のみに限定されている。
マスターベーションさえも聖書では禁じられている。
また、自分自身と結婚できないことを、どう考えるのか?
同性結婚を擁護する人もいた。
不妊のカップルの結婚も認められる。
政府は関与すべきではない、という中立の立場の人もいた。
このような中立派に反対する人もいた。
ならば人工中絶なら、どうなのか?
我々は、実に多面的な社会に生きている。
同性愛の道徳的な側面はどうなのか。
道徳的に推奨されなくても、法律で容認すべきという意見。
それに反対するという意見。
国はどこまで介入すべきか?
道徳的なものにも介入するのか。
「正義」へのアプローチはどうするべきか?
マサチューセッツ州最高裁判所は、
結局、同性結婚を認める判断を下した。
マーガレット裁判長の判決文では、
・個人の自律性の尊重と
・法のもとでの平等性、 と判断した。
しかし、真に中立な政府とは、
結婚を廃止することだ、という意見もある。
アリストテレスに従うならば、これは
任務と名誉の適切な分配の問題だ。
裁判所は、結婚を社会の承認と名誉の問題
という見解を示し、同性結婚を肯定した。
結婚の目的は生殖であるという考えを却下した。
結婚とはパートナーに対する、恒久的な約束であるとした。
裁判所は「中立でいることができない」ことに気が付いた。
正義、そしてよき生に対する、ひとつの判断を下したのだ。
判断は常に揺れる。
行ったり来たりして修正を要する。
これを「反照的均衡」と言う。
正義にも、揺らぎがある。
善にも、多元的な見方ができる。
絶えず意見の相違があるのが「真理」だ。
正義とは多元的なもの。
対話、議論が重要。
常に見直すことだ。
良き生とは、「議論」である。
「相互尊重」の観念を受け入れること。
時に挑み、学び、受け入れること。
理性の不安を目覚めさせられた。
リベラリズムだけでは乗り越えることは出来ない。
サンデル教授の「対話」は新しい挑戦でもある。
これは生物ならば、福岡伸一先生がいう
「動的平衡」を連想させた。
もう朝の4時。
2日間一生懸命聞いた。疲れた。
なんだかハーバード大学に短期留学したような
気になってきた。

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この記事へのコメント
長尾先生、皆様
あけましておめでとうございます!
昨年、ブログなどを通して先生の精力的なご活躍を拝見し、
やっぱり「長尾先生はスーパーマン!」との思いを新たにしました。
サンデル教授の講義、生で観られたのですね。
私は途中で断念し、録画してしまいました。
先生のブログを読んで、録画した講座を観なければと、背中を押していただきました。
ありがとうございます。
今年もいろいろなことを、長尾先生に教えていただくのを楽しみにしています。
お体だけは、どうかどうかお大事に!お風呂も入ってくださいね(^^)
2011年も、よき日々でありますように!
今年もどうかよろしくお願いします。
Posted by Sakiko Katayama at 2011年01月03日 09:37 | 返信
Sakiko さま、長尾です。
コメント、ありがとうございます。
これを全部見るには、相当なエネルギーが要ります。
眠くて大変でした。
でも興味があるテーマばかりでした。
どうも「正義」とは、「揺れて」、「多重的なもの」、らしいです。
このブログは、私の書きなぐり「ノート」です。
また、詳しく教えてください。
Posted by 長尾 at 2011年01月03日 05:48 | 返信
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