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痛みに鈍感な病院の医師たち
2011年01月13日(木)
がん拠点病院、ペインクリニックなどを経てから来れれます。
病院の医師は痛みに鈍感だ、と訴えられます。
いくら痛みを訴えても、ボルタレンしか出さないがん拠点病院の医師たち。
緩和医療の医師はいるのだろうが、彼らには紹介しない。
それほど痛くないと思っているのだろう。
麻薬が必要なのに、開始されていない。
私が開始した途端に、劇的に生活が変わる。
たった、これだけのことなのに。
ペインクリニックは、すぐに硬膜外ブロックを打つ。
かえって痛みが増悪した、と憤慨する患者さん。
そうですね、と言うしかない。
がん拠点病院の担当医師に「緩和医療を!」と切り出すと機嫌が悪くなると言う。
今や、「緩和医療」については、患者さんの方が、10倍詳しい。
患者さんは、本やネットで、「緩和医療」をよく知っている。
しかし、リアルの世界に緩和医療に精通した医師がいない、と嘆かれる。
もっともだ。
こんな町医者でよかったら、いくらでも力になりましょう。
タイトレーションのためには、頻回に会いたい。
遠方よりわざわざ来てもらう。
他に方法がない。
そんながん拠点病院から、「緩和医療」の講習の誘いが2回来た。
厚生労働省からの通達のとうりにイヤイヤやっているように見える。
町医者はそれを受けないと、「緩和医療」を行う資格が無くなるのか?
がん対策基本法では、がん拠点病院での「緩和医療推進」が謳われている。
しかしこれは間違いだ。
本当に緩和医療が必要な人は、拠点病院に通えない。
初めて往診すると、痛みで動けなくなったひとが多い。
往診医が「緩和医療」を行うことが実に多い。
正確には、訪問看護師が緩和に詳しい。
緩和医療は、患者さんのためのもの。
がん拠点病医のものではない、
緩和医療学会のものではない、ことを
強調したい。
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