- << 痛みに鈍感な病院の医師たち
- HOME
- 麻酔の管が外れた >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
フルコースのがん患者さん
2011年01月13日(木)
すべてのがん治療を受けながら闘病中のがん患者さんがおられる。
その人から、いろんなことを教えて頂く。
まるで帯同キャデイーのように、こもに「コース」と闘っている。
その人から、いろんなことを教えて頂く。
まるで帯同キャデイーのように、こもに「コース」と闘っている。
この在宅患者さんには、経済的な心配が無いように、
まず生命保険のリビングニーズを手配させて頂いた。
医師が、「余命6ケ月」と診断すれば死亡保険金を前倒しで受け取れる。
お金を受け取ってから、余裕を持ってがん剤治療を繰り返している。
様々な抗がん剤療法、
免疫療法(樹状細胞療法)、
温熱療法、
マイルド温熱療法、
放射線治療を組み合わせて、闘っている。
もちろん手術も受けられた。
しかしがんが、全身に転移している。
腫瘍マーカーで、治療の効果がすぐに分かる。
私は、いろんなアドバイスをする役目。
訪問看護師は、がん治療で疲れた体と心を癒す。
そして、また、リングに上がって頂く。
全身療法(抗がん剤、免疫療法、温熱療法)と、
局所療法(放射線療法)を、どう組み合わせて行くのか。
ここまで来ると、もう教科書は無い。
一番の悩みは、それぞれの施設が遠くて、バラバラにあること。
通うだけでも一苦労だ。
もう一つは、それぞれの医師が、自分以外の治療法を中傷すること。
全身療法に行けば、局所療法を止めるように言われ、
局所療法に行けば、全身療法を止めるように言われる。
どれも治験的な治療。
いわば人体実験。
だから、それぞれの医師は自分の治療法だけの純粋なデータが欲しい。
自分が行う治療法だけのデータが欲しいのは、医者の本音。
医者の本音と、患者の本音が、見事に相反する。
「がんの集学的治療」という言葉があるが、このように机上の空論だ。
あまりに縦割りの、がん治療。
おまけに、緩和医療も!ときたら、既存のがん治療施設はお手上げだ。
縦割りが進み過ぎた、がん治療。
その狭間を彷徨う患者さんたち。
がん難民にならないように、末端の在宅医が、アドバイスしている。
臓器移植コーデイネーターがいるように、
がん治療コーデイネーターが要るのだ。
ナビゲーターが居れば助かる患者さんが、沢山いる。
2人に1人ががんになり、
3人に1人はがんで死ぬ。
がんは、国民病。
がん医療こそ、「統合」的な整備が必要だと感じる。
まず生命保険のリビングニーズを手配させて頂いた。
医師が、「余命6ケ月」と診断すれば死亡保険金を前倒しで受け取れる。
お金を受け取ってから、余裕を持ってがん剤治療を繰り返している。
様々な抗がん剤療法、
免疫療法(樹状細胞療法)、
温熱療法、
マイルド温熱療法、
放射線治療を組み合わせて、闘っている。
もちろん手術も受けられた。
しかしがんが、全身に転移している。
腫瘍マーカーで、治療の効果がすぐに分かる。
私は、いろんなアドバイスをする役目。
訪問看護師は、がん治療で疲れた体と心を癒す。
そして、また、リングに上がって頂く。
全身療法(抗がん剤、免疫療法、温熱療法)と、
局所療法(放射線療法)を、どう組み合わせて行くのか。
ここまで来ると、もう教科書は無い。
一番の悩みは、それぞれの施設が遠くて、バラバラにあること。
通うだけでも一苦労だ。
もう一つは、それぞれの医師が、自分以外の治療法を中傷すること。
全身療法に行けば、局所療法を止めるように言われ、
局所療法に行けば、全身療法を止めるように言われる。
どれも治験的な治療。
いわば人体実験。
だから、それぞれの医師は自分の治療法だけの純粋なデータが欲しい。
自分が行う治療法だけのデータが欲しいのは、医者の本音。
医者の本音と、患者の本音が、見事に相反する。
「がんの集学的治療」という言葉があるが、このように机上の空論だ。
あまりに縦割りの、がん治療。
おまけに、緩和医療も!ときたら、既存のがん治療施設はお手上げだ。
縦割りが進み過ぎた、がん治療。
その狭間を彷徨う患者さんたち。
がん難民にならないように、末端の在宅医が、アドバイスしている。
臓器移植コーデイネーターがいるように、
がん治療コーデイネーターが要るのだ。
ナビゲーターが居れば助かる患者さんが、沢山いる。
2人に1人ががんになり、
3人に1人はがんで死ぬ。
がんは、国民病。
がん医療こそ、「統合」的な整備が必要だと感じる。
- << 痛みに鈍感な病院の医師たち
- HOME
- 麻酔の管が外れた >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: