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無駄に終わる退院調整が多い

2011年01月19日(水)

退院調整とやらを地域連携室と訪問看護師が熱心にしてくれる。
しかし、「状態が悪くて帰れません」との連絡があった。
やっぱり・・・
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退院調整が、流行りのようだ。
これをすることが、テクニックなのか。
しかしこれをしても、肝腎の患者さんは実際には帰ってこない。

退院調整をすれば、半数しか帰れない。
しなければ、全員帰れる。
ただ、それだけのことだけ。

解決法はただひとつ。
退院調整をしないか、
1~2日でするのか。
どちらかだ。

家を希望している患者さんは帰してあげたい。
末期がんの平均在宅期間は、1.5ケ月。
だのに、1ケ月も調整をしていたら、当然終わりが来てしまう。

正しい退院調整とは、入院時から始まる。
介護保険とベッドの準備をする。
いい主治医を紹介する。


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この記事へのコメント

退院調整係りという方から連絡を受け取るときがありますが・・・調整も付け焼刃で「今日退院カンファレンスしますから!」介護度も出てないし、担当のケアマネージャーも決まっていないのに・・・そんな時、本当にその調整はあってるの?と思います(; ̄Д ̄)

Posted by きむみ at 2011年01月19日 10:14 | 返信

地域医療連携室に勤務しているmswです 1/19のブログを常に意識して患者さん·家族と向き合っていきたい そして地域を巻き込んで無駄に終わらない退院調整を常に目指していきたいと思います
退院調整のタイミングを見極めて患者さん·ご家族の意向に応えるように少しでも早い段階での退院調整ができるように頑張りたいと思います

Posted by msw at 2011年01月21日 12:16 | 返信

地域連携室で退院調整をしています。
こんな状態では帰れないというのは、病院の医師です。先日理解のある医師からターミナル退院要請が入り、受け入れ先にも恵まれ自宅看取り希望の方をなんとか自宅へ・・・。1週間の予定が翌日に亡くなられましたが、ご家族の方は「自宅では看取れないと思っていたので」と喜んでいただけました。(自己満足でなければ良いですが)長尾クリニックのように受け入れ先に恵まれればすぐの退院調整が可能であり、病院の地域連携室ではそのような開業医を探しています。病院側もいろいろ発信していきますので、看取りのできる開業医の先生方、是非アピールをお願いいたします。

Posted by すずらん at 2011年01月23日 06:05 | 返信

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