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在宅医療・介護12000円ポッキリ法案
来て欲しいけど、来て欲しくない・・・
2011年01月19日(水)
3割負担の在宅患者さんの在宅医療が出来ない。
末期がんでも、死ぬときだけでいいと言われる。
手厚いケアが必要な若い人に、緩和医療が出来ない!
すべては、お金のせい。
在宅という怪しい医療に加えて、
値段表が無い寿司屋のような不可解な医療費制度。
その結果、3割負担の末期がんの在宅が、断わられる。
末期がんに限らず、非がんの終末期医療も。
死ぬのにお金は使いたくない・・・
在宅医療を受けたいが、受けたくない・・・
医療者に来て欲しいが、来て欲しくない・・・
病院から在宅に帰る人はこんなひとが多い。
在宅でうごめいている。
我々の一日は、金、金、金。
医療や看護は、2の次、3の次。
我々は、医療をするために、この道を選んだ。
でも・・・
こんな制度に誰がした!
責任者出てこーい!
世間の根底に、「不安」がある。
得体の知れない将来への不安が渦巻いている。
お金があっても、使い惜しむ。
ならば、すべての在宅医療患者さんは、
65歳以上の低所得者と同じように、上限を
1ケ月12000円ポッキリにすればいい。
そうすれば安心して、在宅医療を受けられる、
もし、財源がないならば、我々が貰うべき診療報酬から
差額を引けばいい。
それなら、財源は1円も要らない。
一枚の通達を出すだけ。
たった1枚の通達で、日本の在宅が革命的に変わる。
もちろん、訪問看護はすべて医療保険にまとめる。
医者と看護師を含めて、12000円ポッキリ。
ついでに言うなら、介護保険の自己負担も
12000円を上限とする。
たとえ要介護5であっても。
差額は、事業所の持ち出しとする。
さすがにこれは怒られるかもしれないな。
しかし、患者さんは安心する。
すなわち、どんなに在宅医療・介護を受けても
老若男女を問わず、1ケ月24000円ポッキリで
すべてが完結するような制度に改める。
在宅ケアを謳うなら、これくらいしないと、嘘。
片方で煽りながら、片方で不安に貶める。
現在の政策には、「哲学」が無い。
財源はゼロで実現可能。
必要なのは、現場を知り議論すること。
要は勇気だけ。
もし、この案に賛成の方がおられたら、
ひとこと、
「賛成」と、書き込んでください!
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この記事へのコメント
大賛成です☆ 利用者にとって分かりづらいシステムなどあっても意味がありません。
医療保険一筋に絞り、その中味を分かりやすく整理する方が、訳の分からない介護保険に蛇足して余計に難解にするよりもずっと簡単で合理的です。異常なスピードで進んでいる高齢化社会に対応するには先生のおっしゃるようにするのが一番だと思います。
Posted by *snowflake* at 2011年01月20日 04:57 | 返信
長尾先生
私も「賛成」です。
Posted by 浦嶋 at 2011年01月20日 09:06 | 返信
大賛成にきまってますよ!
うちの親の介護も親たちの年金だけでは全く足りてません。
蓄えを切り崩しながらやってます。もしかして、親の遺産が減るからと積極的に介護や医療を受けたさせたがらない人もいるんだろうなぁと常々感じています。
Posted by チズ at 2011年01月20日 10:51 | 返信
大賛成です いつも医療費と戦っていますが医療費3割負担は大変です
Posted by 3年生のmsw at 2011年01月21日 12:28 | 返信
長尾先生
賛成です!
Posted by 神戸のばばあ at 2011年01月21日 10:32 | 返信
大賛成です。とってもわかりやすいし安心です。
Posted by うさぎ at 2011年01月21日 11:02 | 返信
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