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ショートステイ先に訪問看護は入れない

2011年01月26日(水)

ショートステイ中の患者さんが食べれなくなって、いよいよ状態が悪い。
しかし、そこには、いつもの訪問看護は入れない。
介護施設に入所している患者さんの急性増悪時に、訪問看護が入れるようにして欲しい。
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この患者さんは、簡単に自宅に帰れない。
5ケ所のヘルパーステーションが入っている。
だから急なヘルパー確保ができない。

施設も困っている。
私も困る。
看護師さんのいない在宅医療なんて・・・

制度の狭間で、苦しむ患者さんたち。
だれもその隙間を本気で埋めようとしない。
だれも本気で文句を言わない。

こんな制度を作った役人は現実を知らないだけ。
指摘しないと、これでいいと思われるのではないか。
在宅を謳い、在宅を取り締まる、不思議なお役所。

この世は、がんじがらめの規則だらけ。
ならば、規則を気にせずに行こうか。

この患者さん(要介護5)は、介護需要が極めて大きい。
病院より、施設の方が介護がいい。
自宅はもっといい。

しかし費用の関係で、長く自宅に居れない。
だから、月の半分は、ショートに行く。
しかし、そのショートでの急性増悪時に、看護師は入れない。

ご家族には、急変時の説明をしてある。

施設での看取りも、
ショートやデイの看取りも、
慌てなくていい。

今度、「日本保険規則改善協会」にそう提言してみよう。
(そんな組織はありません)

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この記事へのコメント

特養経営者です。
まったくもって、同感です。一人暮らしの高齢者あるいは増加傾向すると思われる在宅での看取りのシナリオは、この制度を反映したものとなっていないどころが随所に見れ、同時に、「連携」さえもとりずらい矛盾したものとなっていると感じています。

Posted by Jake at 2011年11月15日 01:58 | 返信

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