このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

末期がん患者を電話で呼び出すのが、がん拠点病院の仕事?

2011年02月19日(土)

昔、開業医が患者さんに「おいでおいで電話」をかけていた。
最近は、がん拠点病院の医師が、それをしている。
予約日に来院されない在宅患者さんに、救急車での来院を強要して来る。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
時代は変わったものだ。
がん拠点病院の医師が、患者さんの呼び込みをしている。
今日の在宅患者さんは、「ハッキリ断わりました」と言ってはいたが・・・

がん対策基本法を、何かはきちがえているように感じる。
救急車に乗せて呼び出すことが、病院の誠意???
よくわからない。

本人は、病院の医師から電話がかかってきたら、当然、迷う。
家族は、もっと戸惑う。
罪な電話だ。

救急車で入院させて、抗癌剤を打って、管を入れることが
最高の医療だと信じている、がん拠点病院の医師たち。
1回でも、在宅ホスピス医の講演を聞いて欲しい、

病院での中途半端な緩和医療や、某ピースプロジェクトが、
在宅緩和ケアの障害となっている。
在宅医は、内心、おかしな方向に行っていると感じている。

だから、本やこのブログで、何度も警告してきた。

●がん拠点病院が、がん医療のがんである!
●がん対策基本法を改訂しなければならない!

癌拠点病院と、地域のがん拠点病院の連携こそが
患者さんのためになる。

地域包括ケアの概念を、なぜ末期がんにも適応しないのか?
せかっくのスローガンが、がんだけ忘れ去られている。
少なくとも診療所と病院を同列に置くべきだ。

可哀想なのは、患者さん。
最期の最期まで振り回される。

いくら書いても、いくら言っても、こんな町医者の意見位では
何も変わらない。

しかし、言い続けるしか方法がない。



2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ