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今週の旅立ち

2011年03月05日(土)

今週も5人の患者さんの旅立ちに立ち会った。
すべて穏やかで、おおらかで、静かな最期だった。
「死」が日常化した毎日を生きている。
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毎日が「死」と隣合わせ。
そんな日常は、一般の人から見れば「非日常」そのもの。
どこか不思議な世界が果てしなく続いているように感じる。

私より若い人、
同世代の人、
年上の人、
いろんな世代の患者さんの終末期に寄り添う日々。

亡くなった後に、御家族と一緒に飲む
コーヒーやお茶の味。
一緒に食べるパンの味、を文章では上手く伝えることができない。

関西学院大学での講義の後、質問された。
「在宅医療って、老人ばかりですか?」
「いや、ゼロ歳から100歳まで全部います!」

そう、いろいろな世代の旅立ちがある。
若い方は辛い。
だから、何年経っても引きずってしまう。

自分より少しだけ早く旅立ってしまった、ご縁あるひとたちの
ことを思いだしながら、寝よう。

明日は、「かいご学会」で、ひとあばれ、
できるかな?





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この記事へのコメント

はじめまして。。
今日の素晴らしい講義ありがとうございました。
私自身は、松本一生先生の講義を学生時代聞いてましたのでまた違った視点で「死」っていうものを見つめれた機会かなって思いました。
在宅ではなかったけれど、私自身一昨年なくなった祖父のおかげで死を迎えることについて考えるほんとうにいい機会をもらえました。。
緩和ケアに移る前に誤嚥性肺炎となってしまいましたが,決して忘れられない経験という思いでいます。
私自身グループホームでもう緩和ケアに入ってる人ばかりという状態。
今日の話を少しでも生かせれたらと思います。

Posted by tweety at 2011年03月06日 09:47 | 返信

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