このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

「介護保険」は、「モラル」と「寛容」の両方で

2011年03月06日(日)

介護保険の運用が大変厳しくなっている。
「60分だったヘルパーが30分に減らされて困っている」といった苦情を毎日聞く。
一方、介護保険制度を担う「営利企業のモラルハザード」も今こそ問われている。

2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
「介護保険」には、続々と「営利企業」が参入している。
透明すぎる水には魚が住めないと言うが、
それなりの「モラルハザード」は必要だろう。

っこで、介護保険業者の認定審査を、NPO法人にやらせるべきだ。
ここで、NPOという概念が初めて活きてくる。
今こそ、行政とNPOは、連携を強くすべきではないか。

悪徳営利企業は、如何なる理由があっても排除すべき。
「利益」は必要だが、「利益」と「営利」は、別のもの。
営利とは、「限りない欲望」。

一昨日、井上陽水の歌、「限りない欲望」を聞きながら、介護保険を連想した。
そう、欲望は限りないのだ。
チェーン化はするなら、「欲望」とのハザードに、企業のトップは敏感であるべき。

一方、介護保険制度の過度な締め付けは、介護保険の当初の目的であった
「介護の社会化」とは、相反する概念にならないか。
超高齢化社会を考えれば、介護のウエイトは、医療よりもむしろ重い。

すなわち、今後の介護保険には、
「モラルハザード」と「寛容」の
両方の精神で対応すべきだ。

そのオンブズマンに、実績あるNPO法人を活用すべきだ。
今、介護保険業者に求められるのは、「透明化」と「可視化」。
それがクリアーできれば、ヘルパーの社会的地位も上がる。

知恵を絞れば、悪徳業者が入り込む余地を与えない。

キーワードは、たとえ民であっても、「公的な志」を忘れないこと。




2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

本当に・・・そう思います。
ただ、NPO法人というのも、「(; ̄Д ̄)大丈夫か?!」というNPOも正直あります。。
企業にしろ、NPOにしろ、個人にしろ、そのちゃんとした考え方にて
実践されいてるところに認定審査会の運営を任せればいいと考えます。
その目を見極めるのは「公平」「平等」をうたう、行政が行うべきもの。
曇った目を晴らしていただければと・・・願わずにいられませんw

ちなみに学会を機に・・・”きむみ”から改名しました(*/▽\*)キャ
ブログこれからもちょこちょこコメントさせてもらいまーすっ♪

Posted by きみきみ at 2011年03月07日 11:47 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ