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「寝たきり老人専用マンション」の国会質疑

2011年03月07日(月)

往診で移動の合間に、参議院予算委員会のテレビ中継を見ていた。
まるで昨日の丸ちゃん(丸尾多重子氏)の怒りを聞いたかのような、質疑が行われていた。
今、ごくごく一部の悪徳業者によって「公的介護保険」が食い物にされている。
 

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「寝たきり老人専用マンション」の実態が説明されていた。
そこに高齢者を収容して、介護保険をジャンジャン使う。
保険から出るので、安全・確実なビジネス。

家賃は、4万円でもいい。
もし要介護5で、毎日3回ヘルパーが入れば、
1ケ月35万円もの収入が上がる。

特別養護老人ホームと老人マンションを巡る議論。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
これを開いて、山下芳生議員(共産党)をクリックして欲しい。

これを、大勢で集めてやれば、それは儲かる。
これが貧困ビジネスのひとつのパターン。
私は、5年以上前から、この実態を主張してきたのだが・・・

この業者のホームページには、こう書いてあるそうだ。
「このたび、わが社は、寝たきり老人マンションの開発に成功いたしました」
笑ってはいけない。

私が本やブログで、数えきれない位、書いてきたことが
やっと国会質疑されたのだ。
しかし、「調査します!」との答弁には驚いた。

答えるなら「厳しく処分します。そう出来ないような仕組みを考えます」だろう。
こんな議論を朝から晩までやって、意味があるのかな?
国家運営には、1日に何億円もかかるのに。

昨日の「かいご学会」の中に、答えはすべてある。
ノーカット版があるので、厚労省や政治家の方は
個人的に連絡ください。無料で昨日のCDを送ります。

がん予防政策についても議論されていた。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
これを開いて、松あきら議員(公明党)をクリックしてほしい。

便潜血検査と同時に、便中ピロリー抗原の検査も行い、
陽性者は除菌をして胃がん予防とすべき、だと。
そりゃそうだ。

確かにそのとうりではあるが、果たして今の、国会で議論すべきことなのか?
TPP、外国人参政権、混合診療解禁など、もっと本質的な議論をしてほしい。
最近の国会中継を見ていると、イライラする。

なぜ、もっと背筋の通った議論ができないものか?
サンデル教授と学生との対話のような本質的な議論を。
国会は、議論すべき場であって、時間潰しの場ではない。

まあ、せっかく議論したのだから、
しっかり答えを出して行って欲しい。
一昨日、私が書いた、「モラルハザード」を参考にしてほしい。

この国の未来は大丈夫???
だれか、もっとまともな議員さんはいないの???

梅村聡議員は、今日は、規制仕分けで忙しく、
今日のテレビ画面には映っていなかった。

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