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家や施設があってこその在宅医療

2011年03月27日(日)

一番情けなかったのは、3月12、13日に開催された日本在宅医学会だ。
家や施設があってこその在宅医療、しかし家が無いひとが30万人も生まれた中での強行。
病院でも施設でも在宅でもない、避難所という生活の「場」の話だけをすればよかったのに。
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日本在宅医学会、在宅療養支援連絡会は、どうせなら、本来の使命に戻って
「日本避難所医学会」や
「避難所療養支援連絡会」といった、サブグループを増設してはどうか。

病院や施設以外の受け皿を担うのは我々しかない!という自負を持つべき時だ。
避難所や仮設住宅での医療に、本来は在宅関連学会が大きく動くべき。
それが、在宅従事者団体の本来のミッションだと私は思うのだが・・・

今は、「医学」や「医療」というより、
「住居」や「生活」や「介護」や「お金」が優先する。
また、医療においては、まさに慢性期医療の出番となってくる。

近い将来、在宅関係者の出番が必ず来る。
各地域の在宅療養スタッフが、現地の避難所と仮設住宅を支える。
在宅医療はそのような場に相応しいと思う。

まず家の問題、
お金の問題、
介護の問題。

その次が医療。


こんな国難時に、KYな学会を強行した主催者は、
危機管理能力の無さを露呈した。
なによりも犠牲者に不謹慎だと思った。

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この記事へのコメント

医者はは大切な患者さんの心のよりどころです。
そういう医療であること
被災地では最小限の薬と
最小限の治療
必死に必死に生死に立ち向かう医師や看護師
現地に向かえなくて地団駄を踏む医者以外の
のうのうと喋っている医療者こそ被災地の汚泥でも呑めばいいんだ

・・・・と思うw

Posted by きみきみ at 2011年03月27日 09:52 | 返信

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