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【突然の宣告】
４月７日は、長崎大学山下教授が「土壌汚染は無いので大丈夫」と。
４月１０日は、子供も大丈夫との説明。

しかし、４月１１日、突然、官房長官から「計画的避難区域」との説明。
これって、何？？？

昨日まで「癌ではないですよ。良性ですよ」と言われていた人が、
今日になったら、「やっぱり癌ですから、今月中に手術しましょう」
と言われたようなもの。

【空白の１０日間】
４月２２日に、正式に、「計画的避難区域」に指定。
じゃあ、この１０日間は一体何だったのか？

避難もできなかった。

これって、人体実験なの？
心を踏みにじられたと感じるのは当然。

【牛を殺すしかない】
牛に水も餌も与えないほど、可哀想なことはない。
殺した方が、牛のため。
自分の牛を殺したい畜産家などない。
しかし、他にどんな選択肢があるのか。
「殺した方がまし」という考えは、牛を飼っていないひとには分からない。

国に求めるのは、「全頭買い上げ」

【安全か生活か】
究極の選択を迫られている。
安全を取るにせよ、生活を取るにせよ、具体的な指示や
具体的な提案は無い。

【誰が計画的なのか？】
国が、計画を決めるのか？
住民が、計画を決めるのか？
計画という言葉があるが、具体性はゼロ。
「無計画的避難区域」と言った方が、当たっている。

【子供は外に出れない】
子供は外に出れない。
家にこもっていては疲れる。
外に出れないとしても、どんな工夫をすれば少し出られるとかの
具体的な提案が欲しい。
窓を閉め切って、室内で暮らすのは辛い。

【住民は徐々に村に戻っている】
６０００人だったのが、一時３０００人まで減り
現在、５０００人まで戻ってきている。

双葉郡の５０人は、飯館に避難し、
飯館は鹿沼市に避難した。
しかし４月３０日に、鹿沼市から飯館に戻ってきている。

【ヘリコプターも３０ｋｍの外】
ヘリは頭の上を飛ばない。
３０ｋｍ圏内に入らない。
政治家が来ても、短時間しか滞在しない。
みんなそんなに放射能が怖いのか。

【老人やペットを置いて避難できない】
老人や寝たきりもいる。
ペットもいる。
それを連れて、どこにどうやって避難しろと言うのか。

【水は安全、困っているのは土】
水道水、井戸水から、放射能は検出されていない。
困っているのは、土の放射能汚染。
さらに言えば、ホントは山の土の汚染が一番深刻。

【農業は、県外で】
飯館では、農業はできない。
飯館に住んで、県外に田畑を確保し、農業を続ける。
県外なら、出荷ができる。

【情報が来ない】
情報はテレビで知る。
テレビで見て、自分たちが置かれている状況を知る。
避難者には、広報もできない。

【若者は、避難も仕方がない】
若者と、年寄りでは意見が分かれる。
子供の避難もやむをえない。

【もう疲れた・・・】
今、言えることは、「疲れた」ということだけ。
こんな心理的圧迫感、不安が続くと、本当に疲れる。

ストレスの見本。

【医療はＯＫ】
村には、いいお医者さんがいる。
村外搬送にも困ってはいない。


飯館は、国家と市町村の関係が問われる例。
国は飯館を全力で支援すべきだ。
うつにならなうちに手当てをする。