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相馬・井戸端長屋
2011年05月11日(水)
立谷秀清市長さんは、独居高齢者用の新しい復興住宅を考案された。
仮設住宅を経ずに、この長屋に入居できれば、無駄が無い。
今日のアピタルブログより、引用させていただく、
5月11日(水) 相馬・井戸端長屋 長尾和宏
今日で震災2ケ月。
しかし今なお、多くの方が避難所生活です。
急ピッチで仮設住宅が、建設されています。
仮設住宅に移られたばかりの方に聞いてみました。
仮設に入れて嬉しい半面、食事代や電気代を心配されていました。
避難所はすべて無料ですが、仮設は家賃のみが無料です。
主婦数人が井戸端会議をしていました。
よく聞くと夕食も一緒に食べるとのこと。
「1人になるのが怖い」と言われました。
立谷秀清・相馬市長さんは、新しい仮設住宅を日夜考案中です。
医師として、また病院・介護施設の経営者としての知恵が活きます。
「今後の目標は孤独死、自殺を出さないことだ!」と断言されます。
阪神大震災の時も同じことが言われました。
しかし、多くの2次犠牲者が出ました。
今回は、規模があまりにも甚大なので相当な対策が必要です。
立谷秀清さんは、井戸端会議ができる長屋を考案しました。
比較的元気な単身高齢者が暮らす長屋です。
食事は、原則、皆で集まってします。
大型浴槽での入浴も。
1ユニットで、12人が暮らします。
「立谷S-12型被災高齢者共助生活住宅」の設計図を見ました。
すでに、この長屋が2棟、建設計画に入っているそうです。
仮設を経ないで、いきなり避難所からの入居も目指しています。
「復興は高齢者の共生社会へ」とのスローガンを実行に移しています。
従来の仮設住宅は期間限定です。
味気ないもの。
しかし避難所よりずっとまし。
どうせなら最初から立谷市長さんのような長屋の方がいいでしょう。
S-12の、Sは相馬、12は単身者12人という意味です。
それ以外に、家族を想定した、A型、B型も考案されています。
設計趣旨は、
1 夕食は一堂に会して摂る
2 共通ランドリースペースに「井戸端」を作る
3 ランドリースペースの外側に「濡れ縁」を設ける
4 16.5㎡の畳コーナーを設け団欒の場とする
5 全館ユニバーサルデザインとする
6 全館バリアフリーとする
7 手摺付きの大型浴槽を1ケ配備する
8 ボランテイア対応スペースを設ける
9 来客対応の客間を設ける
10 共助スペースは、災害時の支援拠点とする
立谷S-12が完成したら、見に行こうと思います。
これはもしかしたら、被災地以外でも通用するかもしれない。
立谷総合医の叡智が結集された集合住宅であると期待しています。
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この記事へのコメント
長屋いいですね^^
いろんな人がいろんな風に関われる住宅がいいです♪
Posted by きみきみ at 2011年05月12日 10:13 | 返信
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