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切迫する南相馬市の医療
2011年05月27日(金)
ついに東電との訴訟問題にも発展するとか。
同じ国で起こっている悲劇を、感情的に共有するべき。
以下、MRICより引用させて頂く
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「切迫する南相馬市の医療」
南相馬市立総合病院 外科 根本 剛
2011年5月27日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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ここ数日での南相馬での医療状況は以下の通りです。
1. 当院でも5月16日より脳外の患者のみ、原則5名まで滞在72時間のみの入院を行うこととなりました。福島県からは緊急時の転院先を確保した上で入院させるよういわれています。また、入院できることは公表しないよういわれています。
2. 5月13日南相馬市医師会があり、開業している医院で2つが廃業、2つが休業(2つとも小児科の医院です)、1つが閉院を考えているとの報告がありました。
3. 南相馬市医師会では東京電力に賠償金を求める訴訟を起こすことが決定されたようです。
4. 緊急時避難準備区域にあたる南相馬市原町区には3つの200床前後の個人病院があります。震災後、入院患者をとれず、経済的に逼迫しています。もし、これらの病院が閉院した場合、緊急時避難準備区域、計画区域の一部が解除された後、相双地区(福島県浜通り北部)の救急医療はどうなるか心配しています。震災前からあった同地区の救急医療問題がさらに深刻になる事が予想されます。
5月17日南相馬市教育委員会教育長と会ってきました。
個人的に問題と思っているのは給食問題と夏期の暑さ対策です。現在の給食は十分な栄養を確保されていないまま出されています。子供たちが十分な栄養をとれない状態が続くのは非常に問題があると思います。教育委員会でも解決しなければと思っているようですが、具体的な解決策が見つからないようです。また、夏期の間、過密な場所、部屋を閉め切った空間での学習は熱中症を引き起こす事が予想されます。エアコンは必要なのですが市では予算がないようです。
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