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「未来への翼」飯舘村の中学生20人ドイツに派遣
殻を破る勇気
2011年07月10日(日)
飯舘村のひとたちを思い出すと胸が痛む。実に誇り高いひとびとだ。
この夏、飯舘村は中学生20人をドイツに派遣するという。凄い話だ。
勝谷誠彦氏のブログと、新聞記事(朝日、香川)から、引用させて頂く。
苦しい状況のなかこんなに頑張っている飯舘村を応援したい。
この中から将来の日本を背負う人物が必ず出てくる!
民間にできることがあれば、誰か教えて欲しい。
勝谷氏のブログは有料なので本来勝手に引用してはいけないが、
とってもいい話なので、広く知って頂きたい。
知人のよしみということで、以下、少しだけ紹介させてください。
「未来への翼」中学生20人ドイツ派遣へ/福島・飯舘村
http://www.asahi.com/national/update/0621/TKY201106210464.html
<飯舘村は、村役場での業務最終日となった21日、夏休み期間中(8月8~16日)に村内の中学1、2年生約20人をドイツに派遣すると発表した。「飯舘村『未来への翼』プロジェクト」と銘打ち、南西部の環境首都フライブルクの民家に宿泊しながら、バイオガス発電発熱やグリーンツーリズムなどを視察する。旅費や滞在費は全額村が負担する。>
村は丸ごと疎開を余儀なくされている。さまざまな費用もかさむことだろう。そうした中でこうして未来へと投資するのである。明治の初期、国富もろくにないころに有為の青年たちを次々と海外に送り出し、帰国した彼ら彼女らがやがて日本国興隆への原動力になったことを思い出して、私は目頭が熱くなるのだ。
もともと飯舘村には「若妻の翼」という制度があった。
<殻を破る勇気>
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/20110601000130
<20年ほど前、福島県飯舘村は、農家の嫁を欧州に旅行させる事業を始めた。10日間、それも一年中で一番忙しい秋に欧州に行きたいと、嫁が突然言い出して村は大騒ぎ。「とんでもない」という田舎の保守的な雰囲気の中で、自分の気持ちを切り出すには、相当の勇気が必要だったはずだ。
「しかしその勇気が、当時の村には必要だったのです。田舎ならではの男尊女卑の封建的な考えと、自分の殻を破るために」。旗振り役の現村長、菅野典雄氏は言う。
5年間に91人が欧州へ。異文化に触発された嫁たちは帰国後、自分で考え行動するようになる。女が変わると、男たちが変わり、村が変わった。>
記事にあるように飯舘村は福島県下いちの出生率を誇る。<20年ほど前>と言えば、少子化がそろそろ騒がれはじめた頃である。そして日本国の凋落がいよいよ明らかになりはじめた頃でもある。
しかし日本国の中枢は何ひとつ有効な手だてを打てなかった。そんな中でこうして志ある自治体はやることをやってきたのである。今回の『未来への翼』も必ずやまさに未来に結実するだろう。こんな素晴らしい村を、その故郷から追いやった東電と国と菅直人は日本国の将来に対して贖いきれない罪を負ったと知るがいい。かねてから言っているように「福島裁判」を提唱するゆえんである。
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