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札幌5日間のまとめ
2011年07月03日(日)
多忙な日常を抜け出して、5日間も学会出張できたことは奇跡的。
支えてくれるクリニックのスタッフ達や、数々の幸運が重なった。
今後の日本を大きく左右する2つの学会を私なりに振り返りたい。
支えてくれるクリニックのスタッフ達や、数々の幸運が重なった。
今後の日本を大きく左右する2つの学会を私なりに振り返りたい。
「第19回日本慢性期医療学会」
6月30日~7月1日。札幌コンベンションセンター
日本慢性期医療協会は、
従来の「老人病院」を脱して、全人的医療に精力的に取り組む
「新・療養病床」を中心とした、診療所も含む大きな学会・団体だ。
今回、理事の大役を拝命した。
間違いなくこれからの日本の医療のカギを握る。
来年の診療報酬改訂の目玉もここになるだろう。
今後、15年年間、都市部も急速に高齢化する。
医療の質に真剣に取り組んでいる。
自ら点数をつけ認定病院を選び、ピアレビューを実践している。
閉鎖的な診療所とは対照的、かつ革新的な試みをしている。
シンポジウムや一般演題の座長をしながら、
気がついたことが何点かあった。
・管もの(胃ろう、IVH,人工呼吸器)に関する研究が目立った。
・20年間人工呼吸器を装着している患者さんの発表を
聞きながら、何とも言えない気分になった。
・しかし好んでやっているわけではないし、良質な慢性期病院には
どうしても集まってしまうのだというジレンマがあるだろう。
・それは日本の医療の縮図。
日本尊厳死協会とのコラボでなんとかできないか。
・在宅への復帰が意外に少ない。というか、ほとんど無い。
・これは、療養病床の職員が在宅医療を知らないため。
・療養病床と在宅の連携の必要性を再認識した。
・すなわち、尊厳、生活者、地域という言葉の意味を
さらに深める必要があると思った。
本学会が今後の医療界の主役になろうが、期待も課題も多い。
私もこの学会の発展に少しでも尽くしたい。
「良質な慢性期医療がなければ、
日本の医療は成り立たない」(武久会長)
この言葉を、お経のように胸に刻みながら進みたい。
「第2回日本プライマリケア学会連合学会」
7月2~3日。ロイトン札幌
これも素晴らしい学会だ。
去年も今年も、すべて見た。
しかし、反省点も多い。
予約制で入りたくても入れない部屋が沢山あった。
会場設営にもう一工夫欲しい。
まだ、3つの学会の寄せ集め感が漂う。
新しく合併したのだから、日本の雄としての道を歩んで欲しい。
訳のわからん認定医制度は私のような年寄りには無縁。
一般開業医には、日々の診療に身のある「実践的研修講座」
に徹してもいいのでは?
相当に面白い企画が目白押しだったが、この場だけではモッタイナイ。
DVD化して販売してはどうか?
あるいは、有料でネット配信してはどうか?
普通の開業医がワンサカ集まる仕掛けをもう少し考えて欲しい。
今回の草場大会長(37歳)には、将来性を感じる。
プライマリケア医のアイデンテイテイ確立は、もはや待ったなしの課題。
なんとしてもこれを勝ち取る、貪欲さが必要では。
この学会の発展も、医療崩壊に有効な処方箋のひとつになる。
そのためには効果的な広報も大切。
その点は、慢性期医療学会を見習って欲しい。
もっと、対外的なインパクトが欲しい。
5日間で、多くのかたと名刺交換、意見交換した。
昨夜は12時間、一昨日は9時間も眠った。
こんなに寝たのは久しぶりだ。
疲れていたのだろう。
おかげで、学会をすべて見れた。
ゆっくりと時間が流れた。
明日からは、また時間を細切れにして生きて行く。
札幌から千歳空港に向かう電車の中で
これのまとめを書いている。
札幌も本当は少し暑かった。
大阪よりはずっと涼しいだろう。
ススキノは、込みあっていて、活気にあふれていた。
金曜日の夜は、バブル期の六本木のようだった。
若かったら少し羽をのばしたいところろがったが・・・
17時発の便に乗る。
機上からの夕焼けを楽しみにしている。
1年半ぶりの札幌。
オッサンの短い夏休み(?)が、終わった。(悲)
6月30日~7月1日。札幌コンベンションセンター
日本慢性期医療協会は、
従来の「老人病院」を脱して、全人的医療に精力的に取り組む
「新・療養病床」を中心とした、診療所も含む大きな学会・団体だ。
今回、理事の大役を拝命した。
間違いなくこれからの日本の医療のカギを握る。
来年の診療報酬改訂の目玉もここになるだろう。
今後、15年年間、都市部も急速に高齢化する。
医療の質に真剣に取り組んでいる。
自ら点数をつけ認定病院を選び、ピアレビューを実践している。
閉鎖的な診療所とは対照的、かつ革新的な試みをしている。
シンポジウムや一般演題の座長をしながら、
気がついたことが何点かあった。
・管もの(胃ろう、IVH,人工呼吸器)に関する研究が目立った。
・20年間人工呼吸器を装着している患者さんの発表を
聞きながら、何とも言えない気分になった。
・しかし好んでやっているわけではないし、良質な慢性期病院には
どうしても集まってしまうのだというジレンマがあるだろう。
・それは日本の医療の縮図。
日本尊厳死協会とのコラボでなんとかできないか。
・在宅への復帰が意外に少ない。というか、ほとんど無い。
・これは、療養病床の職員が在宅医療を知らないため。
・療養病床と在宅の連携の必要性を再認識した。
・すなわち、尊厳、生活者、地域という言葉の意味を
さらに深める必要があると思った。
本学会が今後の医療界の主役になろうが、期待も課題も多い。
私もこの学会の発展に少しでも尽くしたい。
「良質な慢性期医療がなければ、
日本の医療は成り立たない」(武久会長)
この言葉を、お経のように胸に刻みながら進みたい。
「第2回日本プライマリケア学会連合学会」
7月2~3日。ロイトン札幌
これも素晴らしい学会だ。
去年も今年も、すべて見た。
しかし、反省点も多い。
予約制で入りたくても入れない部屋が沢山あった。
会場設営にもう一工夫欲しい。
まだ、3つの学会の寄せ集め感が漂う。
新しく合併したのだから、日本の雄としての道を歩んで欲しい。
訳のわからん認定医制度は私のような年寄りには無縁。
一般開業医には、日々の診療に身のある「実践的研修講座」
に徹してもいいのでは?
相当に面白い企画が目白押しだったが、この場だけではモッタイナイ。
DVD化して販売してはどうか?
あるいは、有料でネット配信してはどうか?
普通の開業医がワンサカ集まる仕掛けをもう少し考えて欲しい。
今回の草場大会長(37歳)には、将来性を感じる。
プライマリケア医のアイデンテイテイ確立は、もはや待ったなしの課題。
なんとしてもこれを勝ち取る、貪欲さが必要では。
この学会の発展も、医療崩壊に有効な処方箋のひとつになる。
そのためには効果的な広報も大切。
その点は、慢性期医療学会を見習って欲しい。
もっと、対外的なインパクトが欲しい。
5日間で、多くのかたと名刺交換、意見交換した。
昨夜は12時間、一昨日は9時間も眠った。
こんなに寝たのは久しぶりだ。
疲れていたのだろう。
おかげで、学会をすべて見れた。
ゆっくりと時間が流れた。
明日からは、また時間を細切れにして生きて行く。
札幌から千歳空港に向かう電車の中で
これのまとめを書いている。
札幌も本当は少し暑かった。
大阪よりはずっと涼しいだろう。
ススキノは、込みあっていて、活気にあふれていた。
金曜日の夜は、バブル期の六本木のようだった。
若かったら少し羽をのばしたいところろがったが・・・
17時発の便に乗る。
機上からの夕焼けを楽しみにしている。
1年半ぶりの札幌。
オッサンの短い夏休み(?)が、終わった。(悲)
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この記事へのコメント
有意義な夏休み(?)をお過ごしになられてよかったですね。
きっと今頃は伊丹空港から尼崎へ向われるところでしょうか?
夕日は美しかったでしょうか?
在宅医療の啓蒙は連携であるのでしょうね。
いつも新鮮な情報ありがとうございます。
ではお気をつけて
Posted by ひといろ at 2011年07月03日 07:37 | 返信
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