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「医療の質」の評価

2011年07月01日(金)

医療の質の評価について、真剣に議論された。
現在、慢性期医療の現場は、2つの指標で縛られている。
DPCに基ずくminiimume requirment とCGAに象徴される「包括制」の間で揺れている。
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日本慢性期医療学会2日目の午前中のシンポは、
「慢性期医療の質をどう担保するか」だった。
医療の質をどう担保するかは、実は、一番難しい。

慢性期医療認定病院の取り組みが議論された。
現在、医療機能評価機構と、日慢協の2つの評価があるそうだ。
冨家隆樹先生の冨家病院が最高点だった。

日本病院機構の評価では、1年の準備がありスタッフにも
大きな負担がかかり大変苦労されたようだ。
厳しい調査員がストレスになり、20人の看護師が退職したそうだ。

「急性期病院の評価は、慢性期病院がしてもいいのではないか」
という意見も出た。
急性期病院は、どこまで生活のことを考えてしているのか。

ピアレビュー、という言葉が脳裏をよぎった。
第3者評価のみならず、同業者の評価も入れたほうが健全かも。
評価のための評価になっては、いけない。

いずれにせよ

DPC=包括制=最低必要限、と
CGA=包括的=総合性も考慮とは、
一見、相いれない指標の両立は、現実には、大変難しい。

職員の視点から見ての、病院の評価はどうなのか?
本当に、患者の満足度=職員の満足度、なのか?

そもそも、誰のための「室のの向上」なのか・・・

先日のアジア慢性期医療学会では、
韓国のわかいひとから、SNSやフェイスブックを使った評価も
提唱された。

コムルの辻本好子さんが亡くなられたが、
彼女の顔も脳裏をかすめた。

また、今日は病院の評価の議論だったが、
診療所はどうなのか?
在宅クリニックは、どうなのか?

さまざまなことが、想起された大変有意義な
シンポジウムだった。

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