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平松市長と細川厚生労働大臣

2011年07月29日(金)

昨日は、生活保護制度にとって、歴史的な1日だった。
大阪の平松市長が、細川厚生労働大臣を訪れて申し入れをされた。
生まれて初めて、大臣室とやらに入れて頂いた。
 

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大阪市は、生活保護受給者で財政破たんしようとしている。
なんとかしようと、平松市長が、全国の自治体首長さんを
代表して、細川大臣に制度の改善を申し入れを行ったのだ。

生活保護制度の見直しと就労支援について要請をした。
生活保護制度は、憲法に事ずいた制度。
地方自治体の首長が国の制度に申し入れるのは異例だそうだ。

20101122日の参議院予算委員会で、大阪府選出の
梅村聡参議院議員が生活保護制度に関する質問をした。

 

NHKでテレビ中継された。

・生活保護より前に就労支援(法律に明記)

・資産調査と収入調査の厳格化(金融機関や事業主に回答義務をつける)

・医療扶助の見直し(タダはよくない)

等々。

その質問をきっかけに、厚生労働省は20115月に

「生活保護に関する国と地方の協議の場」が設置された。

しかし厚生労働省は本気で「生活保護制度」を
本気で見直すのかよくわからなかった。


そこで712日の厚生労働委員会で梅村議員が再び

「厚生労働省は、8月で終わらせようとしてないでしょうね」と質問し

「いえ、これからも協議を続けます」という回答を得た。

そして今日の平松―細川会談になったそうだ。

1年がかりの一連の作業が、今日の「形」になった。

歴史的な1日だと思う。
平松市長の真摯な陳情風景に好感を持った。

平松市長には、当院の職員が書いた「生活保護者への
就労支援の在り方」に関する意見書も手渡した。

ピンボケ写真ですみません。
(まあ、ピンボケのほうがいいとも思います)

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この記事へのコメント

先日の新聞記事にも、政令都市市長会が生活保護改革に
『受給者に医療費の自己負担を求める仕組み』を提案
とありました。
長尾先生のご苦労が政策として活かされ、医療現場が
改善されるといいですね。

Posted by 匿名 at 2011年07月30日 10:23 | 返信

なんでもそうですが、受け取るだけでは結局温床になるし、
働くという気持ちにもならないですよね。

本当の意味で困窮している人にだけきちんと救済される保護でなければ
税金の無駄使いだ。一度出したらいつまでも良いではなく、きちんとした継続した目を持たなければいけないと思います。

Posted by きみきみ at 2011年07月31日 06:42 | 返信

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