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自分が一度も見たことのない患者さんが、暴れる。
院長を出せ、とわめく。

別の患者さんは、医師や看護師の態度が悪いと
これまた騒ぎ立てる。

護者から一晩中、何度もストーカー電話が鳴る。
昨夜はほとんど寝させて頂けなかった。

３万円以上する注射をする寸前に
気分が悪いと言って勝手に帰る。
もちろん医療機関の持ち出しだ。

その後、あの時の対応が悪い、院長を出せ、
謝れとのクレーム電話がある。
無料だから、何でも言える。

一晩中、暴れる患者さんに寄りそうスタッフ達は「全滅」した。
私も、ついに倒れた。
軍隊全員が、今日、戦死した。

医療者は、常に無抵抗。
毎日が、サンドバッグ状態。

通りがかりの人に一方的に攻撃されるだけ。
きっとストレスが溜まっているのでしょうね。

ケアマネの医療者攻撃もスゴイ。
敢えて「モンスター」と呼ぼう。
何かに取りつかれているようだ。

医療知識を習ったばかりのケアマネが
まるで医師のように訪問看護師に命令する。
余命の無い患者の口腔ケアや嚥下ケアを命じる。

医者や看護師に、来るな！というケアマネもいる。
亡くなる時には、救急車を呼ぶつもりなのか。
病院さえあれば在宅医など要らないとうケアマネが多い。

いつからケアマネが医者になったのか？？？
ここでも一方的にサンドバッグ状態だ。

一方、お中元を持ってきて恐縮する患者さんもいる。
一度でいから、医者も患者を選んでみたい。

高ビーな寿司屋の親父のように、一度でいいから
「嫌なら来るな」と、大っぴらに診療拒否してみたい。

医療界、介護界は荒れている。
みんな、どうしちゃったんだろう・・・

多職種連携が絵空事に思えてくる。
連携どころか、攻撃的なケアマネさんが増えている。
ごく一部であるが、この雰囲気が広がるのが怖い。

しかし我々以上にサンドバッグ状態に耐えているケアマネさんもいた。
その人と３０分ほど話したが、とても癒された。
顔を見たこともたいケアマネさんに、感動した。

そのケアマネさんも、命がけで闘っている。
その人も自分の後に人はいないことを知っている。
我々とともに玉砕覚悟なのか。

「同志」と話すと、本当に癒される。
優しいケアマネもちゃんといるんだ。

そんな中、今年の主任ケアマネの研修会では何て話そうか・・・
やはり、綺麗事だけにしておこう。
でないと、善良なケアマネさんに失礼だ。

医者もケアマネも原点に戻ろう！
と言っておこう。