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英雄として報道されたニセ医者

2011年08月13日(土)

「ボランテイアを診る医者」として活躍中の42歳の医師(実はニセ医者)が
テレビや新聞などで、英雄、美談として報道、紹介されていた。
やはり普通の真面目な医師より、ニセ医者のほうにメデイアは飛びつくのか。
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笑ってしまった。
失礼だが、メデイアの本質がよく出ている。

目立つものがメデイアにとって価値があるのだ。
「目立たない本物」より、「目立つ偽物」のほうがメデイア的評価は上なのか。

そんなニセ医者を取り上げるくらいなら、
名もないヒーロー医師がいくらでもいるのに。

阪神大震災の時もそうだった。
大活躍した医師(私ではない)は、全く報道されていない。
むろん、本人も報道されることを望んでいないが。

全く何もしない、むしろ邪魔をした医師が、英雄となり報道されていた。
「災害医療」などのシンポジウムでも、英雄として扱われていた。
世の中そんなもん、と言えばそれまでだが。

名医図鑑もそう。
本当の迷医が、名医として紹介されている。
なんでそうなるの?

同業者は、笑っている。
ああ、メデイアに出るようになったら医者も終わりだと。
私もそろそろ、かなり怪しい。

どこを見て報道しているのか。

権威主義に頼れば間違いないだろうという、奢りもあるのか。
キワモノならウケルだろうという、ポピュリズム志向もあるのか。

政治、国防、外交の報道もかなり偏っている。
原発報道もそう。
タバコ報道もそう。

「メデイアの自殺」と表現されているが、
メデイアは本当に瀬戸際に来ていると思った。
ひとりひとりの記者が信念を持って頑張って欲しい。

しかし、実はニセ医者のほうがいい医者だったりすることもある。
「デイアドクター」のように。
だから、後日談を楽しみにしている。




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