なんぞの事件ではないが、「食べたら死ぬで」とか、
「絶対に、絶対に、一生、食べないでください」といい家に帰らせる。
胃ろうや鼻からのチューブを入れられて、可哀そうな患者さんがいる。

水を持っていくと、ゴクと、美味しそうに飲む。
1年以上、食べさせてもらえていないからさぞかし旨いだろう。
本人も家族もマインドコントロールされている。

ならば、余計なことは言わずに、そのままにしておこうか。
いや、家族を説得して、口から食べさせようか。
本人は、何が何でも食べたいと言う。

それだけで食べれると分かる。
難しい検査（ＶＥ）も要らないが、口実のために頼もうか？
いや、いきなり食べさせてみようか。

これまでの成功率は、１００％
家族は全員、「これまでは何だったの？」と聞いてくる。
「それを言っちゃーおしまいよ」と、私。

絶対食べれない。
食べたら必ず死ぬ。
一生、食べたらダメ。

こんなことを言うのは、決まって、30代の医師。
自信に溢れているので、タチが悪い。

彼らには大変申し訳ないが、みんな食べてますからね！！！
1年たっても、2年たっても、お口からたくさん、食べてますからね！

なんでこんな医者が増えたんだろう。
どこでこんな変なことを習ったんだろう。
直感でオカシイと思わないのか？

口から食べることを忘れて、
お腹に穴を開けることが最新の医療として
発達してきた現代医学。

医学教育が間違っている。
まあ教育している人が、間違っているので仕方がないのか。
私には理解できないことが、エライ先生の常識なのだ。

病院の常識は在宅の非常識。

また、病院の先生に叱られるかな。