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がん治療拒否

2011年08月24日(水)

毎日、がん拠点病院のことばかり書いて気を悪くされるスタッフもおられるだろう。
しかし、本当に、毎日毎日、がん拠点病院の悪口・相談に乗るはめになっている。
今日、初めて往診依頼があった方も、強烈だった。
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連携会議、介護認定審査会、産業医出務の合間を縫って
気が遠くなる広域の訪問診療をしている。
その合間に、緊急往診依頼が2~3件は入る。

今日の患者さんも、がん拠点病院から逃げ帰ったばかりの患者さん。
なんと、葬儀屋さんに、当院を紹介され往診を依頼された。
がん拠点病院の地域連携室が聞いたら泣くでしょう。

当院への依頼は、半数が飛び込みクチコミ。
がん拠点病院の地域連携室は何をしているのだろう。
部屋の中で会議ばかりしえいるのだろうか。

MSWよ、町に出よ!
と呼びかけても、外に出るMSWは皆無。
手を汚したくないのだ。

でも本当は地域連携室が変わらなければ
がん拠点病院は変わらないじゃないか!
いつもそう思う。

今日の患者さんは、1時間、病院の悪口を言っていた。

主治医(研修医)が、挨拶すらできない。
そういえば昨日の患者さんもそう怒っていた。
同じ医者として恥ずかしい。

まあ、挨拶ができないようなひとたちが教えているので
仕方がないのでしょう。
昔から医者は世間知らずの挨拶できず。

抗がん剤治療にも怒っていた。
何の説明もない。
画像も一度も見せてもらっていない。

放射線治療についても怒りまくっていた。
何の説明もない。
研修医に聞いても返事もしない、と。

そのくせ、5月初めに突然「余命1ケ月宣言をされた」と。
3ケ月たったが、まだ生きている、と。
病院は、高い請求書ばかり回すと、医療費にも不満が。

もはや、医療以前のコミュニケーションの問題だ。
がん拠点病院は、あいさつの練習から始めるべきだ、
と真剣に感じる。

その患者さんは、二度とその病院に行かないと言う。
死んでも抗がん医療は受けないと。
決意は堅そうな感じ。

「ならば、有馬温泉に一緒に行きまひょか?」と言うと、
はじめて笑ってくれた。
「ご縁の在宅医療」は、こうして始まる。

それにしても、毎日、がん拠点病院の苦情を聞いていて
思うことは、病院スタッフの人間性の欠如だ。

怒り狂う患者さんの言葉を聞いていて
「がん医療って何だろう?」としみじみ思う。
そんな怒る患者さんが可哀そう。

このブログを読んでいただいているがん拠点病院の
スタッフの皆様には申し訳ないが、真実の声を聞いて欲しい。

悲しいかな、がん拠点病院に、連携なし。
患者さんの怒りにもっと耳を傾けるべきだろう。

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この記事へのコメント

今日訪問先のお年寄りがこういいました
「がんになったら怖いね」
「でもね、がんって2人に1人の割合でね・・・」と
先生から聴いた話を説明したら
「誰だっていつか死ぬものね。私なんてもうすぐ
検査数値言われたら気になっちゃうけど、
でも、その話聞いたら特別な病気じゃないし、怖がることないんだね」
って笑顔でした。

Posted by きみきみ at 2011年08月24日 09:42 | 返信

がん拠点病院の看護師してます。


治療のしようがないと言われた患者さんが在宅に戻られると、私はほっとします。
そういう患者さんは病院のMSWなんて当てにしてません。自分で切り開いていかれます。そして、家に戻ると体調がよくなられるようです。


挨拶すらできない医師・看護師に囲まれていたら、体調悪くなるのも当たり前ですよね。

スタッフは皆、自分に与えられた仕事をこなすことだけに必死なのです。”そこ”しか知らないのだから、人間性を育むことなんて至難の業です。みんな悪気なんて微塵もなく、ひたすらがんばっています。


医師は病気を治すために、患者さんを診ず検査結果ばかり見てます。
看護師は”安全・安楽”に自分の勤務に割り振られた業務をこなすことで、アタマがいっぱいです。
そして患者さんの死期が近いとなると『DNR』という免罪符をとり、『脈拍40以下でドクターコール』などという指示により、患者さんは看取られていくのです。


この現場を改善するのは、相手が大きすぎてまったく力及ばず。。。
はやく人間らしい医療現場で人間らしい看護をしてみたい、と切に願う今日この頃です。

Posted by 果実 at 2011年08月26日 01:12 | 返信

今年の5/31までH県のとあるがん拠点病院地域医療連携室でMSW(在宅緩和ケアコーディネーター)をしていました
在職中はたとえ短期間であっても帰りたい患者さんについて地域の社会資源サービスと調整やカンファレンスをしていました 退院後の自宅訪問も少しではありましたがお邪魔させついただきました 今は患者さんの為に働いてはいませんが また患者さん・家族・地域のために在宅支援をしていきたいと思います
地域の医療機関(長尾先生の存在は貴重です)と拠点病院のスムーズな連携が図れるように微力ながら関わっていきたいと思います

Posted by 苺 at 2011年08月26日 11:34 | 返信

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