ショートステイ中の訪問看護

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ショートステイ中の訪問看護

2011年11月03日（木）

長期介護になると、介護者を休ませることも大切。
そこで、「ショートステイ」という有難いシステムがある。
そのショートステイ中に、「発熱した」との電話が時々かかってくる。

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普段、自宅に行っている訪問看護師は、
ショートステイ中には、施設に入れない。
入るための特例があるそうだが、難しく使ったことが無い。

結局、当院の訪問看護師がボランテイアで入る。
まさに、ボランテイアナース。
まあ、当院からのお給料はちゃんと出ますが・・・

何故って？
理由は無いでしょう。
現場を知らない役人さんがこの規則を作ったのだろう。

特別養護老人ホームにおいては、末期がんに限って
医療保険で、訪問看護が入れる。
しかし、どだい、特養では末期がんなぞ、そうはいない。

以前、ショート先の施設で「発熱」した患者さんがおられた。
その施設の看護師は、こう言った。
「訪問看護に来てね、でも介護保険に保険請求はしないでね」と。

要するに、ボランテイアでやってくれと

こんな単純な命題が解決されない理由。
役所や政治家が、現場の意見を聞こうとしないから。
やろうと思えば、１ケ月で解決できる問題なのに・・・

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posted by 長尾和宏 at 23:07 | Comment(3) | TrackBack(0)

この記事へのコメント

おっしゃるとおりの矛盾を日々実際に感じております。先生のように強く政治に働きかける戦いをしないと、現場の矛盾はいつまでも放置されてしまう。生かさぬよう、殺さぬよう、という政治システムの本音が聞こえてくる。

Posted by 西の空 at 2011年11月04日 08:15 | 返信

施設に看護師がいるのにですか？
もちろん変な処置されては困りますが、
主治医に電話をして、判断を仰ぎ、処置を行うのが施設の看護師の役目ではないのですか？
…ふぅ…

Posted by きみきみ at 2011年11月09日 08:04 | 返信

現在、当院でも介護老人保健施設にロング？のショートステイ中の患者さんがおられますが、もちろん訪問診療もできずに、今はご家族が当院まで連れてこられていますが・・・。
施設医も外科系の医者らしいのに何もしてくれない様子。診察はするものの、どうしたものか困り果て、厚生局に尋ねたところ、ＦＡＸで、「医科点数表や医師会発行のＱ＆Ａにありますので調べてください」との返事が来たので、電話で「あんたはそれでも公務員か？」と怒鳴ってしまいました。患者の家族は何もわからずとりあえず入れるところに入所しており、以前よりうちがかかりつけ医のため、「先生に診て欲しい」とこられる。施設医の紹介状を持ってきてもらったりしていますが。

Posted by 後藤 at 2011年12月14日 06:40 | 返信