もはや、待ったなしの終末期議論である。
８０％の老人が延命治療を望まないのに
８０％の方が延命治療を受けているといいう「現実」にどう対峙するか。

第３回目の会合では、法案の具体的中身の吟味が議論された。
たとえば、「延命治療の差し控え」と言ったときに、その「差し控え」に、
｢開始しない」だけではなく、「延命措置の中止」も含むのか含まないのか。

また、一旦(延命措置お断り｣とリビングウイルを表明しても
人の気持ちはよく変わるので、変化したときどう対応するのか？
本人の意思といっても、時と場合で変わり得る。

また、本人の意思が優先するといっても、
家族の意思がそれと異なる場合は、どうするのか？
さらに、家族に準じる人がキーパーソンだったらどうするのか？

さまざまなハードルがある。

日本医師会は、医師の代弁者。
尊厳死協会は、市民の代弁者。
国会議員も、市民の代弁者。

あと、ひつようなのは、法曹界。
これら４者の意見調整をしながら、
法案提出に期待したい。

議論の後は、急いで帰阪。
１１時から診療。
今夜は、クりンニックでの地域連携の会「どないかせなあかん会」

明日も、イベント、勉強会で盛りだくさん。
阪神ホームホスピスを考える会では、胃瘻のロールプレイをする。
その後、みどりの未来、糖尿病の勉強会。

日曜午前は、東京で慢性疼痛の勉強会。
午後は、原発の勉強会。

月曜日は、昼から、尊厳死議連との打ち合わせ。
結局、毎日、東京に通勤しならが、仕事を続けている。
これはちょっと異常。

日本看護協会の看護師さんに、
感想文へのお礼メールと、プレゼント本の発送。
秘書軍団も大忙し。