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若き在宅医の朴報

2011年11月23日(水)

北の大地からの突然の朴報。
同世代の在宅医が急逝された。
おりしも今日は、在宅医療の日。
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日本ホスピス在宅ケア研究会理事の山下浩介先生。
北海道は帯広の北斗クリニックの院長先生で
放射線治療から在宅ケアに入られた、この分野の草分け。

いつも笑っておられた。
いつも前を向いておられた。
「北海道と大阪は近いよ」と笑ったのが、彼との最期の言葉になった。

50歳代の医師の急逝が続いている。
自分の近くで開業されていた先生も急に旅立たれた。
医師会で大変お世話になった方も、2週間前に急逝された・・・

悲しみをこらえて、在宅では、毎週1~2人ぐらいのペースで看取っている。
認、認、認。  そして、死、死、死。
そんな日常なら、笑うしかない、楽しむしかない。

私は、結構、呑気そうによく見られる。
「金持ちのノンボンさんですか?」と。
ちょっと嬉しい時もある。

自分のオヤジの享年を確実に越えて立派な中年。
もう少ししたら、初老なのか?
あの落合監督の口から出た、(普通の初老の男」とういう言葉は意外だった。

来年の帯広大会は、山下先生のご供養のためにも成功させたい。
北の大地で旅立った、山下先生のご冥福を心からお祈り申し上げる。

1日1日をかみしめて、生きたい。
 

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この記事へのコメント

北海道帯広市で生活をしております。
山下医師の往診を受けておりました。
つい最近、御逝去されたことを聞き、痛ましい思いで胸が詰まります。
身近に接してくださり、気軽に相談もできる。今まで、とても高い敷居に感じていた医療との連携を、山下医師はバリアフリーにしてくださいました。
目を細めてニコニコしながら、世間話やお子様のお話を聞かせてくださる時間は本当に在宅で医療を受けるものにとってかけがえのない時間でございました。
山下医師のようなハートフルで温かい医療を提供してくださる医師が1人でも多く、日本の医療に存在していてほしいと願ってやみません。

Posted by 山下医師の患者の一人です。 at 2011年12月27日 05:10 | 返信

昨日、偶然に先生のHpにきて知りました。
昨年の夏に転勤で北海道を離れましたが、山下先生の元で働いていました。
最後に先生に会えずに残念に思っていましたが、まさかこんな形で先生の訃報を知るとは・・・。
いつも患者さんに慕われ、明るく優しい先生でした。あんな良い先生はいません。
今年の十勝・帯広大会は会場も押さえ、タイムスケジュールも途中まで出来ていました。
なるべく多くの方に来てもらえるようにと、講演の方の手配もしていました。
本当に残念でなりません。心から先生のご冥福を祈ります。
春先ぐらいに突然病気で帰られたのはそのためだったんですね・・・。

Posted by 山下先生の下で働いていました at 2012年01月20日 02:53 | 返信

亡くなった翌日、連絡を受け、頭が真っ白になりました。たった半年メールしなかっただけなのに。

母の闘病と死と山下先生との出会いは、私の人生を大きく変えました。書ききれないくらい、たくさんの出来事がありました。
何度か呑みにも連れて行ってもらいました。患者さんの家族と接することで、本当に自分のやっていることがよかったのかどうか確認作業の繰り返しなんだよね、って話していました。

私ががんになったら、先生にみてもらうはずだったのに。こんなに早く、突然逝っちゃうなんて、先生、ずるいよ。

お別れの会で、奥様から、もう泣かないのって云われちゃいましたけど、このページを見つけて、また涙が浮かんできました。

良く逝くというのが、私の目標です。いつかそちらへ行って会ったら、よく頑張ったねってあの笑顔で迎えてもらえるように、今を一生懸命生きていきたいとおもいます。

Posted by 山下先生の元患者の娘です at 2012年03月02日 03:27 | 返信

神奈川県立がんセンター時代に、治療をしていただきました。
11年前になります。
子宮頚がん3b期でしたが、今は元気で暮らしています。

父がQOLで山下先生と知り合いです。
13年前には、やはりがんセンターで母を看取っていただきました。

優しくて温かくて包み込んでくれるような話し方が大好きでした。
心からご冥福をお祈りしております。

Posted by もなみ at 2012年05月25日 09:58 | 返信

1998年〜2007年まで、神奈川県立がんセンターで山下浩介先生にお世話になった者です。乳ガンの放射線治療をしていただき、また他の放射線由来の皮膚疾患についてもご相談していたため、放射線治療が終わっても病院に行くたびに診察をお願いしていました。いつも笑顔で丁寧に話を聞いて相談にのってくださるやさしい先生でした。
 2007年に半年ぶりにがんセンターに行きましたら、主治医の乳ガン外科の先生は急逝されておられ、山下先生は病院を去られた後で、突然二人の主治医を失って呆然としました。そういえば急逝された先生も当時50才代でした。その時に「きっと急逝された先生を間近に見て、山下先生は多忙な病院で自分の命を縮める前に、ご自分がおやりになりたかった医療にできるだけ早くとりかかりたくて北海道に発たれたのだろうか」などと、勝手に想像いたしました。活動の場を北海道に決められた理由はもちろん私は存じませんが。

 本日昔の資料を整理していたら、がんセンターの患者さん向けの山下先生退任の挨拶状がでてきましたので、その後どうしていらっしゃるかと検索をかけたところ、この長尾先生のページに行き着きました。北海道で地域医療に携わっていらっしゃるとのことでしたので、なにか困ったときには北海道に行けばご相談できると安心しておりましたのに。ご訃報にふれ本当に驚き、良い先生がまた一人亡くなられたことをとても残念に思います。心よりご冥福をお祈りいたします。
 長尾先生もくれぐれもご自愛の上、いい地域医療を長くお続けくださいませ。山下先生のご訃報、ありがとうございました。

Posted by 山下先生の横浜時代の元患者 山本 at 2012年07月22日 03:55 | 返信

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