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看護師さんからの便り(中部編)
2011年11月24日(木)
全部読むのは大変。
小川香代子さんの冊子とビデオはインパクトがあったようだ。
中部
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私は、回復期リハビリ病棟に勤務している看護師です。今まで脳神経外科と整形外科、呼吸器科を経験してきました。
先生の講義を受け、在宅医療の事を全く知らなかったとあらためて思いました。漠
然と、もっと知りたいと思いました。昔、少しだけ興味を持った時の事を思い出しま
した。
新人の頃からなんとなく、訪問看護に興味がありました。病院よりご自宅に出向い
て行く方が、なんとなく自分は好きかなと感じていました。病院でバタバタ忙しくて
患者さんの事をゆっくりじっくり考えて接していくことが難しい事に、なんか嫌だな
と感じ、訪問看護ならば、患者さんとゆっくりじっくり接していくことができるので
はと思いました。一度、自分の担当だった脊髄損傷の患者さんのところへ、退院後に
当院の訪問看護が介入しており、同席しても良いと言われ、訪問させていただいた事
があります。
膀胱洗浄や清拭、褥瘡処置などを行っていましたが、患者さんとゆっくり話すことは
なく、家族ともじっくり話すこともなく、30分位だったか?あっという間に帰って来
ていました。
私が勤務している病院では訪問看護をやっておりますが、専属ではなく、
(現在は専属)この頃は病棟勤務している看護師が、希望して訪問看護のスタッフに
もなり、午後の勤務内の時間に病棟を抜けて訪問する形式でした。
この時、私が思っているより時間がなく、病棟のほうがまだ、患者さんと接する時間
があるなと感じ、病棟勤務のまま、訪問看護に魅力を感じなくなりました。その後
も、頭の片隅には訪問看護の言葉はあっても調べたり情報を集めたりはしませんでし
た。
それに、在宅医療を受けている方は、癌の末期だったり、人工呼吸器をつけている方
が多いと聞き、まだ、三年目くらいの私には、人の死だったり、機械を扱うことに対
応する自信はなく諦めた感じでした。
今回、世間一般の人達のように、私も自宅で死をむかえる事は、本人も家族も大
変で、病院でなくなる方が安心なのかなと思っていました。その為本人にも、あまり
聞いたことがありませんでした。患者さんから、家に帰りたいと言われた時、対応し
たくらいです。退院は不安だけど、一度外出はしたいと強く訴えた方がいて、当院の
訪問看護師の協力を受けて外出したかたはいました。帰院後、数日後に病棟で亡くな
られましたが、家に行けたことが、本当に嬉しかったようです。その時、指導を受け
ながらも、調整ができて、私も良かったなとおもった事を覚えています。
呼吸器で肺癌の患者さんで、末期の方にも、私自身が何も、在宅医療に情報を持って
いないため、在宅医療への移行に対して動いていませんでした。
今のリハビリ病棟でも、パーキンソン病で歩行が困難で車いすの自走可の方で、胆嚢
摘出後の廃用症候群で入院している方がいます。あと一週間以内に退院できるように
調整してほしいという事で、外科から転棟されてきました。ほとんどベットから離れ
ることがないリウマチの妻と二人で暮らさなければならず、義理の妹二人は自宅への
退院は無理だと訴え、退院調整に困っていました。私自身、自宅で妻と二人暮らしは
難しいのかなとも思い、自宅へ退院してもらうことは不安でした。
今回の講義を聞き、患者さん自身に、自宅へ帰りたいかという事を直接聞いてないこ
とに気づきました。
病院に来れない妻の代わりに来ている義理の妹二人に、自宅への退院は難しいと言わ
れつつ、ケアマネージャーと相談して、なんとか退院日を決めました。不安と罪悪
感を感じていたところ、この研修をうけ、不安が晴れました。患者さんが、家に帰り
たいと強く希望していたことを、他のスタッフが情報をえていたことがわかり、本人
の思いが、わかったからです。
私達病棟看護師は、患者さんの『自宅へ帰りたい。』という思いが、実現できるよう
に、地域医療と連携してサポートすれば良かったんですね。
患者さんに対して、退院後、ケアマネージャーや、他の地域医療のかたたちがどう関
わってくれるのかが不安でした。しかし、研修で勉強したことで協力していけること
がわかりました。
在宅医療と、少し離れてしまいましたが、もう少し在宅医療について勉強してみたい
なという思いを感じています。先生から戴いた在宅医療のパンフレットも見て、ます
ます興味がわきました。死が近い患者さんに、どう接したらよいのかも、学びたいと
思いました。その上で私にも、力になれることがあるかもしれないとも思いました。
もし、私の身内が死が近くなり、家で過ごしたいと希望したら、全力で自宅でサポー
トしたいとも思いました。身内が遠慮して、それを言い出せないのかもという状況な
らば、家で過ごすことをすすめたいと強く思いました。
先生の講義を受けられて、本当に良かったです。
先生のような方が私の地域にもいるかしら?と思います。在宅医療を行っている先生
方は、皆さん患者さんの為に取り組まれている方達なのですよね。一般病棟で働いて
いる先生方は、患者さん主体でない方もいて、どうなんだろうと思っていました。
しかし、当院でも、1人外科の診療や手術なども行いながら、緩和医療に取り組み、
病院から往診もしています。携帯電話番号も患者さんに伝え、24時間対応していま
す。
その先生は他の先生とは違うなと思い、尊敬していました。在宅医療を行っている先
生は、こういう先生だから
取り組んでおられるのですね。
まずは、この興味を持ったことをきっかけに、情報収集したいと思います。また、今
までとは違った意識で患者さんに関わり、退院調整などしていきたいと思います。
もし、まだ、先着30名の中に入ればうれしいですが、入れなくても、先生のホーム
ページ見てみたり、自分で書籍探そうと思います。
一応、住所など書いておけばよろしいのでしょうか?
本当に講義、ありがとうございました。
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先生のご講義を受け、本当に衝撃をうけました。もともと、訪問看護というものとに少し興味があり、同じ看護師をしている友人にも将来訪問看護をしたいと話をしたことがあります。しかし、全員がやめたほうがよいと口をそろえていいます。それは、24時間拘束されており大変だということ。また、患者さんに何かあったときに一人で判断するので怖いのではないかといことでした。私もその意見からなかなか踏ん切りがつかずにいました。そして、いろいろな患者さんがいるため、今の自分の知識ではできないと思い半分あきらめていました。
しかし、今回縁あって退院支援の研修に参加し自分の今までの考えが180度変わりました。在宅で最期を迎えることの素晴らしさを知りました。独居でも、家族の協力が得られなくても在宅へ帰れるんだとしりました。今の病棟のスタッフにもこの研修のことを伝えたいと思います。
そして、今では一つの目標ができました。現在もターミナルケアに面白さを感じているため(面白いといってよいのでしょうか…)、将来在宅ホスピスというものに携わりたいです。
今私は、呼吸器科病棟で働いています。昨年より今の病棟に異動になり、やっと落ち着いてきた今、日々葛藤の中で働いています。呼吸器科なので、誤嚥性肺炎や肺がんの方が多くいます。誤嚥性肺炎患者さんは入院すると、口腔外科にコンサルトし、嚥下造影を行います。そうすると、たいていの患者さんは食事は無理だという結果が出ます。中にはどうしても食事をしたいとおっしゃる患者さんもいます。しかし、NGやPEGなどの方法へ説得し移行します。それでも食事がしたいのなら、退院して自宅で好きにしてくださいと、半分見放すような感じになってしまいます。このような現実で、私は本当にそれでよいのかなと思っていました。私だったら予後が悪くなってもいいから好きなものを食べたいと思います。
今回、先生の講義を受け、在宅で自分らしい生活ができるとこを知り感激しました。もっと、在宅への知識をつけ、医療者主体の考えではなく、患者さんがどうしたいのかということを考え、退院支援をしていきたいと思いました。
本当にありがとうございました。
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静岡会場で講義受けさせていただきました。
私達は医師と看護師の夫婦で、いずれドクターコトーのような医療
を考えています
先生のご講義から法規、現在の医療保険、介護保険、在宅医療についてももう一度振
り返って勉強しなおそうと思えました
よい機会を与えてくださりありがとうございました
本日の講義、大変勉強になり、また共感致しました。一人一人、その人らしい人生を
最期まで送ることができるのは、やはり自宅だと思います。
ぜひ、ご本人、拝読させていただきたいです。
私は大学で在宅看護領域の教員をしております。学生にも伝えたいと思います。
貴重なお話しをありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
日本看護協会の研修に参加しました。岐阜県高山市在住です。
いままで急性期の分野で働いていて、突然の人事で退院調整看護師として働く事にな
り戸惑っていした。
正直、在宅看護に興味がなかったのが、半年仕事をして、とても興味を持ち始めまし
た。
そして先生の講義を拝聴させて頂く事ができて、とても心に響くものがありました。
在宅でお看とりをご希望される方も、療養をご希望される方にも喜んで頂けるような
支援をしたいと思いました。ありがとうございました。
静岡県で看護師をしています。
現在内科病棟に勤務しています。
もともとは、訪問看護師になりたくて、この職につきました。
保健師の資格ももっています。
毎日仕事をしているなか、疑問に思っていることがありました。うちの病棟にも、何名かターミナル期にある患者様がいらっしゃいます。治療は行っておらず、輸液をしたり、経管栄養での栄養補給、あとは日々の補正ケアを行っている状況…。にもかかわらず医師は病院で看とる考えで、在宅へ帰っていただこうという考えは全くないようです。そのため長い方は2年入院されているかたもいらっしゃいます。
今日の講義を聞いて、やっぱりこの状態はおかしいと感じました。
そして在宅医療への関心が再度沸き上がってきました。
これからまた、訪問看護師めざして、日々精進していきたいと思います。今後在宅医療がよりよく発展していくよう、そしてわたしもそこに関われるように、勉強していこうと思います。
本日はありがとうございました。
こんにちは。はじめまして、静岡県富士市に在住です。
私は一昨年まで、リハビリテーション病院に約6年勤務して退院調整に関わっていた
のですが、昨年度からもう一度急性期の看護に携わりたいのと、そこからの退院調整
に興味があり、前病院と同じ地域にある急性期の総合病院に転職しました。
現在、緩和ケア・がん患者様の化学療法などの看護に携わっています。
退院支援への興味がますます深まった今、先生のお話しを聞くことができて、病棟看
護師として働く自分に何ができるのか、もっと身近に考えていきたいと思いました。
小川さんの生の声でお話を聞けて感動しました。
もっともっと先生とお話ししてみたいと思いました。
今後、ブログや書籍を是非読ませていただきたいと思います。
静岡県立総合病院で病棟看護師をしております。
今回ご講演を聴かせていただき、本当に勉強になりました。病棟でも退院、在宅療養に向けて支援指導をしておりますが、どうしても患者様やご家族から『病院から追い出される』というようなお言葉をかけられる事があります。中には医師でも『帰れないものは仕方ない』と在宅療養に消極的になる場合もあります。
私達はもっと在宅療養の在り方を学び、地域医療と協力して患者様を看ていかなくてはいけないのではないかと痛感いたしました。
施設で積極的な医療を受ける事が必ずしも幸せな事ではないと思います。私の祖父も自宅で看取られ、幸せそうな最期でした。今後多様化していく医療の形にもっともっと目を向けていきたいと思います。
ありがとうございました。
こんにちわ。
今日は愛知県で研修をして先生のお話を聞きました。
私は全く在宅医療に興味がありません。病院から研修のお話をきいて気持ち半分
で出席しましたぁ。
叔母が癌です。私の叔母は今の生活を充実していて生き生きとしているみたいで
す。がしかし本当は不安なんです。でもあまり仲良くない私は看護師でありながら叔
母の癌にそっぽを向いてましたぁ。そんな自分の気持ちを改め看護師として叔母に何
かしてあげられないかと思えるようになりましたぁ。これを気に看護師としてなにか
新しい事を見つけられたら……と思います。
本当にありがとございましたぁ。ありがとうございましたぁ。
長尾先生はじめまして。
看護師5年目です。循環器・呼吸器病棟で仕事をしています。
以前、病院の企画で訪問看護の実習へ行ってから、退院支援に興味をもち、
今回先生の講義を岐阜で聞きました。
病棟で退院調整委員をしている自分ですが…先生の講義を聞いて、日本とアフリカ…いや…もっと違う…というのが、なんとなく感じられました。
在宅は、最高の特別室には…びっくりしました。今までの自分の考え方がいかに病院と在宅とを別々に考え、感じていたのかがわかりました。
その中でも、小川看護師さんのVTRはとても心に残りました。
オプソを飲むのが…こんなに怖いことだったと言われていたのを見て、本当にそうだ…と感じました。
自分は医療者で…
知識として、医療様麻薬は大丈夫とわかっているのに…
肺癌の患者さんに渡しているのに…
いざ自分がとなった時のあの感じ方の違い…ここを理解しなければ、相手の立場に立ってものを考えたことにならないのだと、改めて感じました。
まだ知識も経験も浅く…
自分がこれからどんな看護師として、誰の役にたてるのか…日々迷い、学習する毎日ですが、先生の講義で学んだこの気持ちを大切にしていきます。
病棟の仲間にも伝えていきたいと思います。
今日は、とても感動的な講義ありがとぅございました。
「白衣をもう一度」大切に読みます。
病院に勤務している看護師です。
慢性期の病床で勤務しています。在宅支援に力を入れていますが、周りのスタッフとの意識や知識の差に悩んでいます。看護師の動きはわかりますが、医師の動きがわからなかったのでとても良い機会になりました。ありがとうございました。
ぜひ先生の書籍を病棟に置いてみんなの理解を深めたいと思います。
御講義ありがとうございました。
貴重な映像、冊子をよみ思わず涙が溢れました。映像の中でも言われていましたが、病院のなかでは何気ない行動の中でも患者さん思いではないことも多いのだろうなと思います。
まず、患者の立場にたってとはいうものの病院の中でのルールに縛られこなしていると感じることも多いです。
私は、今は回復期リハビリ病棟で働いています。働いて思うことは、家族が病院の中でやっていることにはあまり入ってこないことです。入院当初から在宅退院のイメージのもと計画し家族と話し合い、どのようになったら家で見れるのかと言うことを話すが、それが達成されればより良くしてほしいと願うことも多いです。しかし、中には希望や期待は大きいばかりで入院が長引いたりで認知低下などの弊害もあります。家族はその人のいない生活にも慣れてしまいみれないと退院間際に言われあわてることもあるしだいです。
認知低下に気づかない家族や説明しても受け入れられないことも多く認知症をなおしてほしいと言われます。急性期の段階での説明も不足して流れてくるかのように入院されます。ICは、されているのかもしれないてすが家族や本人の中には残っていないことが多いです。良くなったのに帰りづらくなることもあります。だれもが安心して在宅へかえられるようにネットワークの充実がまだまだ必要だなと感じました。
はじめまして、こんばんは。
本日は在宅医療の現状や問題点、地域医療連携についてのご講義をありがとうございました。
今までの研修では訪問看護師やケアマネの立場からの講義しか受講したことがなかったため、今回「看護師が在宅医にどのようなことを期待されているのか」ということを具体的に聞くことができ、今まで以上に訪問看護師の必要性を感じました。また、小川さんのVTRは特に印象的でした。在宅医療への移行をするだけでなく、移行後のサポートの仕方で「最高の特別室」になるかどうか大きな違いが生じてしまうことを実感しました。
私は看護師3年目で、まだ自分の目指す分野を模索中です。しかし日々の業務の中で医療・福祉制度に関する知識が不足していることを痛感し、自己研鑽も兼ねて、目下「福祉住環境コーディネーター」の勉強をしているところです。在宅医療を受ける患者さんに必ずしも必要な職種ではないかもしれませんが、病院から自宅に帰る方の力に少しでもなれたらと思っています。
今回のご講義で在宅医療への興味が強まりました。これからの道を模索しながらも知識を深められるよう勉強していきたいと思います。
ありがとうございました。
研修に参加させていただきました。私は静岡県の病院で勤務しています。
6年ほど民間と現在の病院で訪問看護とケアマネに従事して在宅が大好きでやってい
たのですが、在宅部門は再三が合わないとの事で廃止されてしまい、現在は消化器病
棟で退院支援サポートをしています。今の現状では在宅部門再開の目処はなく、自分
の得意分野が発揮する場(在宅)が取られ日々沸々とした時間を過ごしています。藤枝
市も在宅医療に力を入れているようですが、訪問看護のステーションが少なく受け入
れが大変なのが現状です。病棟に戻り3年半たち在宅が懐かしく思います。いつか必
ず在宅に戻りたいです。先生もお体を大切に在宅医療をもっともっと広めて下さい。
住み慣れた家が一番素晴らしいって事を…
本日、群馬県会場で長尾先生の講義を受けさせていただきました。
とても勉強になりました。ありがとうございました。
私は外科病棟で勤務している看護師です。やはりがんの患者が多く、手術だ化学療法だと忙しく、
そういった業務をこなすだけで精一杯の毎日です。
私は、ギアチェンジとなった後、補液だけを受けながら徐々に状態が悪化し、亡くなっていく患者もまた
何人も看てきました。うちの医師は、患者が落胆するからという理由で積極的療法中止の話を患者にはしません。
(患者が自殺したらどうするんだと看護師に言います)
家族の方にも口止めをしてしまいます。
そのため患者はまだ先に治療があると期待したまま入院しており、そのうちにレベルが低下してきてしまう、という経過をたどるケースが多くあります。
私は在宅看護の経験はありませんが、患者に寄り添う看護師として、このままではいけないと漠然とした思いを抱えていました。
今日の講義で、自分がしたかったことが見えてきたように感じました。
もっともっと勉強したいので、ぜひ先生の本をください!
先着30名に間に合っているといいのですが・・・!
長尾先生、初めまして。
本日のご講義大変興味深く勉強させていただきありがとうございました。
私は愛知県で退院調整看護師をしております。退院調整看護師になって2年と経験も浅く、病棟看護師の経験しかない未熟者です。
当院は入院時から退院を意識して患者に関わり、在院日数短縮化を推進している急
性期病院です。ただ、職員全体が「退院をさせる」ことだけ意識してしまっているこ
とが患者との距離をつくってしまっており、患者・家族のところに面談に伺うと「退
院させられる」という声をよく耳にします。退院に向けてのスクリーニングシートに
より対象である患者にMSW、退院調整看護師が担当制で受け持ちます。病状説明は必
ず同席するようにしているのですが、病状説明のほとんどが「急性期病院だから、急
性期の治療が終われば退院ですので、もう明日にでも帰れます。今後のことは専門の
人と話し合って決めてくださいね。希望される開業医の先生がいれば手紙書きます
し。」で病状説明が終了されているケースが少なくありません。実際今後どのような
経過が予測され、どんなふうに対応していくとか、生活を一緒に考えていくというス
タンスはないのが現状です。そしてそのまま今後の調整をバトンタッチされるかのよ
うに任され、調整をしていました。
複数回の面談を重ねて患者の意向を伺い、在宅療養を希望される患者については多職
種で院内でカンファレンスをし、退院前には患者、家族、在宅医、訪問看護師、ケア
マネージャーなど在宅で関わる全ての方と関わりのある院内スタッフ全員で退院前カ
ンファレンスを開催して病状説明、退院後のフォロー、緊急時体制など細かく話し合
う場を設けて退院する流れで調整をして退院としていました。
しかし、今回の講義で在宅医療は「患者のいう物語を支える医療である」というこ
とを
勉強させていただき、私は大きな間違いに気づきました。調整役なのに、患者を誘導
的にみんな同じ流れにのせてしまっているのではないかと。「今行っているからこの
医療は必要」とか「この状況だからこうしなければいけない」など病院で行う医療が
正しいかのうようなの考え方から在宅医療へ自分がシフトしなければならないのであ
り、患者が苦痛なく生活しやすいように医療、環境を整えるにはどうするといいかを
一緒に考えるスタンスを私こそが持たなければならないことに気づきました。
普段、家族と面談をして入院前の生活模様を中心に性格や考え方などいろいろなお話
を伺いますが、結局私は病院にいる患者の様子しか見たことがなく、生活者として家
に帰った後の患者の表情やどんなふうに生活をされているか評価をまったくしていな
いまま、次々に同じように退院調整をしてしまっていました。自分こそが、在院日
数、医師、病棟看護師の目を気にしすぎて、目の前の退院ばかりにとらわれてしまっ
ていたように思いました。実際患者さんがどう思い、これからをどう生活したいと考
えているかという部分を丁寧に扱っていなかったように思います。
今後は本日ご教示いただきました考え方や視点を心にとめて、患者、家族にとって良
かったと思っていただける環境づくりをするために、患者の思いに寄り添えるチーム
アプローチを目指していきたいと思います。
本日は本当にありがとうございました。
この時間ですと、先着漏れですかね・・・。先生の本がいただきたいです。
よろしくお願いします。
群馬県の小さい病院で看護師をしている青木千恵子と申します。
本日のご講義、本当にありがとうございました。
去年、家で死にたいんだよといって退院していった、乳がん、脊椎転移の患者さんを思い出しました。
もっと早く講義を聴いていたら、自分にもっと知識があったら、もっと何かできたのではないかと悔やまれます。
その後どんなふうに生活されているのか、何も情報は入ってきていませんが、きっと娘さんと一緒に自分らしく生きておられるだろうと思っています。
両下肢が動かなくても、腹水がたまっていても、在宅で過ごせることを支援できるようにがんばって行きたいと思います。
本日は本当にありがとうございました。
今日、看護協会の研修に参加しました。私は現在は急性期病院に勤務をしていますが、将来訪問看護師になりたくて勉強中です。訪問看護師として何を
学んでいけばいいのか悩んでいましたが、先生の講演を聞き、元気がわいてきまし
た!まず消化器科に異動し、がん看護は経験したいと思いました。
明日から仕事をすることができることが尊く感じられ、仕事をすることが楽しみに感
じられる研修でした。ありがとうございました。
本日は講義ありがとうございました。
愛媛県会場からの参加です。現在、地域医療連携室で在宅へ
帰る方へのお手伝いをしています。
私の住んでいる所は過疎化が進み、過疎化率30㌫超、24時間体制の訪問
看護ありません。開業医のかたも本当に24時間対応をしてくれるのは2
箇所だけの市です。
在宅へ背中を押してもらいたい方がたくさんいますが、体制が整ってな
い中、なかなか難しいのが現実です。
そんな中で、どうすればいいのか日々考えながらの研修参加です。
人生の最後どこで過ごしたいのか、患者に寄り添いきちんと話が聞いて
行けれるようになりたいと思っています。
是非、先生の本で勉強させてください。
本日の講演ありがとうございました。静岡の会場から衛星通信を受講させていただきました。先生の話をきき、より在宅での生活についてかんがえさせられました。この研修に参加したきっかけは、現在血液内科病棟にて勤務していますが、帰りたい患者の希望をかなえられずに最期を迎えさせてしまっている現状に苦しく感じ、何かできることはないのかと考えるようになったからです。自分なりに患者の意向、家族の意向に沿えるよう関わってきました。しかし血液内科の医師は輸血や、逆転の(延命含めて)可能性のある化学療法を最後まで捨てられないといいます。
若年齢の患者も多く、医師の希望は何とかもちなおして家に帰した対と言うのですが、一方で患者は一刻も早く帰りたいという思いがあります。先日21歳の患者が亡くなりました。移植後再発で死に逝く前日、意識もうろうとする患者をずっと付き添っていた看護師の母はホスピスに連れて行きたい、もっと楽しいところにいきたい、何とか自宅につれて帰りたいといいました。しかし主治医には無理という選択肢しかなくとても歯がゆい、切ない思いをしました。今日の先生の講義を聞き、今自分にできることは何か考えさせられ
ました。急性期病院から在宅へ送り出すことができる援助をしたいという思いが確固たるものになりました。
どんな資格が必要か、どう勉強していいかわからないのですが、1人1人の患者ともっと向き合いたいと思います。本当にありがとうございました。
本日の講義ありがとうございました。
愛知県の会場で通信衛星を通じ、講義を受けたました。
大変熱き情熱を感じ、同時に感銘を受けました。
私自身は、急性期病院にて看護師として働き、今年から病院を変わり現在は地域医療連携室という部署で働くことになりました。
退院支援を通じ、在宅に不安を持つ家族が多く、現状転院及び転所を希望される方が多いと言うのが実感です。いかに在宅ケアのイメージ作りをしていくかが重要になってきます。それまで自宅にいた人が、なぜ戻れないのか?疑問に思う日々です。
社会背景の影響も大きくあるとは思いますが・・・。
でも、今回の長尾先生の講義を受け、私は在宅は患者にとって一番最適な場所であることを再確認しました。これから在宅看護について学んでいき、自身を持って在宅ケアを推奨できるようになりたいとおもいます。
そして将来必ず来る自身の親の最期は、在宅で見取りたいと今回の長尾先生の講義を受け思いました。
ありがとうございました。
先生の御講義を岐阜の会場から聴講させていただきました。実は来週、岐阜県国保地域学会で自分たちが昨年度から取り組んでいる退院に向けての取り組みを発表することになっていて、今日の講義内容は、自分たちがやっていることを本当に支えてくださるものでした。堂々と発表出来る気がしてきました。私が勤務している病院は、恵那市の山間部にあり、この地域の高齢化率も40%近く(超えたかも)、在宅療養が望ましいと思っても介護者の問題などで進みません。でも自分たち看護師が活動を起こすことで物事が進むことは感じています。今自分たちが行っている事はホント些細なことですが、まだ闇雲にやっているだけで文献などでの評価も何もしていません。来週とりあえず発表したら、先生の本や今日の講義などから進めていこうと思っています。ありがとうございました。
講義ありがとうございました。
私は、急性期病院で働いています。いつの間にか病院での死、看取りが当たり前に考
えていたことに、先生の講義をお聞きし気が付きました。死は、誰のものか、患者
は、どうなりたいのか、など、主体が誰かを忘れていたように思います。
短い感想ですみません。気付きの多い一時間でした。ありがとうございました。
どうぞ、お体を崩さなぬようご自愛下さい。
今日は医療現場で働ける喜び、そして責任の重さを再確認できる講義を受けさせて頂
きまして有り難うございました。
高齢化社会を目の当たりにし、関わる患者さんは人生の最終段階の方々ばかり。いか
に、その人らしく最期を迎えることが出来るか…私たちが、お手伝い出来ることは些
細な事しかないのかも知れません。ですが、そんな些細な事を提供出来るか出来ない
かでは随分差がでるのではないかと思いました。
私が生活する町は、とても小さくまさに先生がおっしゃっていた『町全体が病院であ
り家が病室、道路は廊下…』そんな町になるよう働きかけ、
輪を広げたいと強く思っております。
多忙な日々に脱帽し、お身体を大切にご活躍をお祈り致します。
本日は有り難うございました。
講義ありがとうございました。私は静岡県の病院に勤めている六年目の看護師です。
田舎の病院だからなのか、土地柄なのかわかりませんが在宅の選択をする患者様が少
なく、いつも残念な気持ちで最期のお見送りをさせていただいています。講義で在宅
での最期を迎える素晴らしさや患者様の気持ち、今の医療を学び、何か私にもできな
いかなぁと、微力ではありますが考えるようになりました。
まだまだ、力不足ですが一歩一歩、患者様が満足できる最期を迎えられるようお手伝
いしたいと思います。
本当にありがとうございました。
早速ネット見せていただきました!!
私は4年弱訪問看護に携わりました。訪看での学びは看護師として大きな転機になっ
たと思っています。
在宅ではその人の生き方や考え方、人生の先輩から学ぶことがたくさんありました。
入院中はどうしても安全優先、その人らしい療養を考えることは難しいです。訪看
で、その人らしい生き方過ごし方にこだわって関わってきたことは、これからも忘れ
てはいけないと思っています。今働く急性期病院で治療が終わったら出来るだけ早く
家に帰れるよう支援していきたいと思います。また後輩にも伝えていきたいと思いま
す。
本日は本当にありがとうございました。
先生の本をぜひ読ませて下さい。
本日の講習会参加させて頂きありがとうございました
岐阜会場からの参加です
私は地域連携病院の整形外科看護師で、
そこで退院支援グループとして活動中です。
本日の講習はとても興味深いものでした
整形外科では普段あまり死に直面しませんが、
内科の経験から尊厳死ということを考えることが多くあります
その中で尊厳死を遂行した医師が罪に問われる事や問題視されすぎることに違和感をもっていました
今の法律には限界ありますよね
自立支援の活動としては、介護保険を勉強することや施設を上手に利用することを主に考えていました
自宅では困難だと自分のなかで決めつけてしまっていたんだと反省しました
これからの病棟にぜひ先生の方針を活用させて頂きたいと思い
遅ればせながらプレゼントに応募させていただきました
メルマガも拝見させていただきます
それでは今後も更なるご活躍を期待しています
ありがとうございました。
昨日の研修ありがとうございました。
私は精神科で看護師をしています。
今回の研修はタイトルを見てすぐに参観を決めました。退院支援と聞き退院するため
に何をしたらいいのか今とても行き詰まっているため参考になればと思いました。
内容はそうではなく在宅医療の事でした。現実的な話を詳しく聞くのは初めてだった
ため驚いた部分がありました。今まで以上に多職種との連携がとても大切な事を知り
ました。
精神科でもそうですが地域の通所施設や訪問・役場の方々の協力なくしては退院出来
ない事を実感しています。
退院後の生活を見据えた看護をするために地域との連動するためにももっと在宅医療
の学習をしたいと思いました。
小川香代子さんの冊子を読んでからの映像だったためとても感動的でした。
患者さんの立場で何を思っているのか常に考えて関わる事ができればと思いました。
これからも継続して学習していきたいと思いました。
ありがとうございました
昨日は講義ありがとうございました。
衛星通信研修だったので、私は地元の静岡で研修をうけました。
現在私は緩和ケアを主とする病棟で勤務し緩和ケアチームとともに日々頑張っています。在宅療養に移行する患者は増強していますが、見取りの時期になると再入院してくる患者がほとんどです。
訪問看護、在宅医もつけて退院をしていっても最後は病院で看取っているのが現状です。
もちろん、なかには在宅で看取った方もいます。
私が担当していた患者さんは家で最期を迎えたいと希望され、在宅で看取った方がいました。依頼した訪問看護師が私の同僚であったため彼女に声をかけてもらい、亡くなった後ではありましたが、その方のご自宅にうかがわせてもらいました。家族の方は大変なこともあったけど、家に連れて帰って本当によかったと話してくれました。
在宅が一番の特別室の生活が1日でも長く過ごせるように私たちは早め早めに行動し(もちろん家族と本人の同意のもとで)地域と連携をもち在宅医療にバトンタッチしていきたいとおもいました。
タイミングよく17日には地域の訪問看護師との勉強会が開かれるのでこの研修で学んだことをふくませられるよう参加してきたいとおもいました。
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