わたしは…
本当に間違ったことをやってしまったんでしょうか

パーキンソンの70代女性 要介護4の方です ご主人とお二人暮らし
昨年末から訪問に伺っています 同じく在宅専門医も関わり 訪問診療月2回です
パーキンソン病ヤールIII以上なので 医療保険を使っての訪問です
在宅療養6ヶ月が経過したところで
在宅医の先生に 身体障害者手帳の申請はできますか？…と尋ねたら
「お金に困っているのか？…
なんでもかんでも 申請をいたら国が破綻してしまう…
家族は希望してるのか？困窮してるなら仕方がないが…」との返答がかえってきました
それに
手続きはケアマネが動け！とおっしゃったんです
（うちのケアマネは動きますが…）

さてさて
身体障害者手帳の申請って 生活が困窮している人が申請するものなんでしょうか？
もしかしたら
訪看ごときが 先生に上申したことで プライドを傷つけてしまったのでしょうか？
（心の中で なんで在宅専門医をやってるの？と叫んでいました）

お医者さまお一人お一人の考え、価値観が違い…
これまた できることできないことがあるのかと思いつつ
まるで 看取りができる？できない？…と同じことなのかと 虚しく思い
それでも
今日はわたし自身が市役所へ行き 身体障害者手帳の申請用紙をいただき
なんとか
在宅専門医に診断書を記載していただく手立てを考えています

わたしは…
国家の反逆者ですかね…笑

ネットで…
＜身体障害者手帳 医者 書かない＞でヒットしました
本当に診断書を記載していただくことは 簡単ではないんだと知りました

私の目標は…
身体障害者手帳の診断書を在宅専門医さまに記載していただくこと
ただお詫びして
お願いすろことに徹し、私の心は折れそうになり 半泣きでした

在宅専門医さまの看護師さまは
「うちから申請しましょう…と勧めることはありません」
「診断書を書くにも計測とかが必要で簡単にはいかないんです その時間を こちらは調整しなくてはいけませんし…」
「申請するにも申請書、押印、写真…家族にも負担がかかります」…とおっしゃられました

えっ! そうなの？なぜ？
一般市民は 制度があることを知りません
私たち日本国民は いろんな制度、ルールの中で生きています

長尾先生も 身体障害者手帳の診断書を記載してくださることに関して
簡単にできないものだとお考えですか？

もちろん 偽装しろ！と言っているわけではないんです

今回に関しては
取り急ぎ、市役所からいただいた診断書を在宅専門専門医さまへ郵送し
その後、診察の時間を作っていただくことになりました
これも 1ヶ月近く かかりそうです
さらに
そこからの申請になるので 今年中に結果が出れば 早い方だと思うしかなさそうです

自分にとって
プラスになる人々に出逢いたいですね

やっぱり
選ばれし者しか在宅療養を穏やかに過ごすことができない…ということでしょうね

それでも
なんとか 良い方向に向かうように関わり続けたいです

私見で、恐縮ですが、平成５年頃に右心房、右心室梗塞で、大阪府府立成人病センターに入院した患者は、ソーシャルワーカーの勧めで、身体障碍者何級かの手帳を貰いました。
ところが、平成７年に阪神大震災がありまして、多くの身体障碍者が続出してしまったので、その時以降は身体障碍者手帳は、よほどでないと降りないと聞きました。
その後東北大震災、また九州北部大震災や、集中豪雨と自然災害が続き、身体障碍者手帳は、益々貰い難くなっているのではないかと推察致します。
どこぞの国の、将軍様がテポドンとかノドンとかミサイルを連発したりで軍事費も必要ですし、地球規模で国際経済が低迷していますので、福祉の方は当面しんどいかもしれません。でもお世話していらっしゃる看護師さんやソーシャルワーカーさん達が患者さんや利用者さんにできる限りのサービスをと願うことに、他者から「国家の反逆者」と言われる筋合いはないと思います。