２つの応援 クリックお願いします！

在宅療養支援診療所の一新

　在宅医療を正式に医療法に位置づける方向で検討が進んでいる。

今年4月以降、通常国会で医療法が改正される予定である。社会保障審議会医療部会の資料によると、連携拠点機能、教育研修機能、災害対策機能などを担える医療機関を、地域の在宅医療のセンターに位置付けるという話がある。

　今回の診療報酬改定で示された新たな類型の「機能強化型在宅療養支援診療所」がどうなっていくかという点。いまだに詳細な通知が出されておらず、2月に示された診療報酬改定の速報までしか情報がないが、地域の在宅医療の中核機能を担うと想定している。この仕組みを活用し、「診診連携」を推進する大きな原動力にしたいと考えている。

　2006年の診療報酬改定で新設された在宅療養支援診療所という制度が6年経ってもあまり浸透していない。全国に1万3000カ所のうち、機能しているところは半分以下という実態を踏まえて改定された。診療所の報酬増に直結するだけに、注目すべき点である。