尼崎市医師会に入会して、はや１７年。
実にいろんな役職を経験させて頂いた。

特に「長」がつく役職を、延べ１２年務めさせて頂いた。

内科医会会長　　　　　　　２期４年。
保険診療委員会委員長　２期４年。
地域連携委員長　　　　　　２期４年。

長の他にも、「副」が付く役職も、延べ数年はやってきた。

ただの委員は、もっと沢山やってきた。
もう忘れた委員会も沢山ある、と思う。


今日は、本年度最後の地域連携委員会だった。
終了後、ホッと、肩の力が抜けた。

大したことは何もしていない。
しかし、「長」がつくと何かと責任がある。

市だけではない。
県の仕事もやってきた。

・兵庫県内科医会理事、や
・兵庫県対がん戦略会議委員、など。

クリニックの職員は、公職中でも
遊んでいると思っている。

会議中にも、バンバン電話やメールが来る。
患者さんからも、容赦無く、電話が鳴る。

本当に辛い。
このままではいけない、と強く思う。

公職は好きでやってきたわけではない。
全部、推されてやってきただけだ。

しかし、職員は、好きでやっていると思っている。しかし、
ドブ掃除のような当番は、誰かがやらなくてはならないのだ。

現場の開業医として、目の前の仕事と
ドブ掃除とをどう折り合いをつけるのかは大切な判断だ。

本業だけして、ドブ掃除はしない先生。
本業は暇なので、ドブ掃除に精を出す先生。
どちらにも精を出す先生・・・

私は、おまけに、東京での仕事が沢山ある。
先週は、６日間、東京にいた。

「日本」がつく役職を、現在、３つ拝命している。
会議は、東京がほとんど。
尊厳死協会関西支部の理事会は、新大阪でもあるが。

その合間に、断りきれない講演で走り回っている。
そして、大学でも講義している。

そうそう、大学の客員教授も拝命したのだ。
非常勤講師も頼まれている。


そんな中だから、今日の「最後の御奉公」は
本当に嬉しかった。

これからは、いくつかの委員会の
平委員をやればいいだけか、と思うと嬉しくなる。

感慨深い「最後の御奉公」だった。
これで、ほんの少し時間ができる。

小便をしたり、おにぎりを食べる時間も
徐々にできてくるのだろう。