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特養入所1週間目の悲鳴

2012年04月08日(日)

10年間待った特養の順番が回ってきた。
しかし入所して1週間もたたないのに介護者から悲鳴が聞こえてきた。
もう、私に相談されても、どうすることもできないのだが・・・
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3年間の在宅では目立ったトラブルは無かった。
しかし特養に預けた途端、発熱と咳、足の傷があるらしい。
詳しいことは分からないが、在宅の時と全く様子が違うらしい。

医者は患者を診ることなく、薬を出すそうだ。
看護師に相談すると入院を勧められた、と泣く。
介護者の想いが伝わっていないようだ。

「施設って、そんなところですよ」と
言ったら、今度は怒りだした。
「そうして、先に言ってくれなかたの!」

こんな相談や苦情は毎日だ。

在宅と施設では、全く違う。
在宅と病院も、全く違う。
その差は、当事者にならないと分からない。

施設やハコモノに幻想を抱くことだけは止めたほうがいい。
在宅より、QOLが落ちることが、大半だ。
それでも預けるしかできないところが、「施設」なのだ。

その施設とは、全国的に有名な施設。
それですら、家族の想いとは全く違うのだから、
他の施設は推して知るべし。

あとの祭り、という言葉がある。

もしこの患者さんが、特養から老人病院に送られて
もしそこで亡くなったら、私も責任の一端を感じる。
もし、特養への入所を止めていたら、という想いが出るだろう。

しかし、これは、いわゆる「タラレバ」。
入所許可の通知に喜ぶご家族にはとても言えなかった。
だから冷たい言い方だが、「どうしようもない」ことなのだ。

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