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拙速なジェネリック政策は早急に修正すべき

2012年04月09日(月)

今回の診療報酬改定のおかしな点をもうひとつ。
「一般名処方加算」という加算。
お薬の名前を商品名ではなく、一般名で書けば20円もらえる。
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たとえばこれまで
ガスターD20mg 2錠 朝、夕 分二、と書いていたのを、
塩酸ファモチジン20mg 2錠 朝 夕分二、と書けば
20円もらえるという政策。

一般名で処方させることで、ジェネリックに誘導しようとしている。
そこまで露骨にするのか。
20円のために、一生懸命、一般名を覚えるのか。

私はもちろん採用していない。
一般名が覚えられないからだ。
そんなものを覚える暇があれば、違うことに頭を使いたい。

現在のジェネリック誘導政策は間違っている。
ジェネリック薬の品質管理をする部署が無い。
アメリカには「ジェニエリック局」がある。

品質管理なしで安い値段で同じ効果の薬が出るわけがない。
厳しい品質管理があってはじめて、そんな薬が出てくるのだ。
ジェネリック局があれば、「安かろう、良かろう」のジェネリックの開発も可能だ。

ジェネリックが何故、先発品と同じではないのか?
それは本当か?
と、よく聞かれる。

photo16.JPG ・ 国会議員が飲んでいるか?
・ 皇族が飲んでいるか?
・ お医者さん自身が飲んでいるのか?

それで、ジェネリックの現状が、お分かり頂けるだろう。

拙速な誘導政策は、原点に戻って、見直すべきだ。


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この記事へのコメント

ジェネリックでの副作用の事故は国が責任取るのかな。後発品製造の会社は弱小なので賠償金は払ってもらえそうにありません。
あーあ、怖い薬をよくもぬけぬけと推奨していること。

Posted by きらきら星 at 2012年04月10日 06:38 | 返信

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