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もっと早く知り合いたかった
2012年05月02日(水)
「もっと早く知り合いたかった」。
今日、3回言われた言葉だ。
GWの谷間の嵐の中での初回往診で、御家族と本人から頂いた言葉。
今日、3回言われた言葉だ。
GWの谷間の嵐の中での初回往診で、御家族と本人から頂いた言葉。
GWとはいえ、死ぬほど忙しい。
毎日が不眠不休。
1日の境目が無くなっている。
目が回る。
そんな中、連日、1~2件の新規の在宅依頼がある。
定期訪問と臨時往診と新規訪問で、とりあえずの深夜帰宅。
今日は新規訪問が3件。
末期肺がんと大量の胸水で起坐呼吸。
しかし介護ベッドは無い。
介護認定もケアマネもまだ。
胸水のとことを詳しく説明してくれたのは初めてと。
不安一杯の顔が、1時間話すうちにすっかり和らぐ。
帰りきわには笑顔が出た。
もうひとり、頸部の末期がん。
食べることと緩和医療のお話をした。
喜んでくれた。
がん拠点病院の悪口をさんざん聞かされる。
病気は見るが人間は全く見てくれないと。
二度と行かない、と。
怒らせるだけのがん拠点病院。
患者を治すどころか怒らせで無用なストレスを与えるだけ。
それをなだめるのは、いつものこと。
もうひとつ。
認知症専門の医師に見てもらっている患者さん。
この1ケ月で急に食べられなくなったと。
主治医は、認知症の終末期だという説明。
思い立った家族が、私に主治医をお願いに来られた。
ちゃんと見ると、腹部のがんの末期であることが判明。
認知症終末期ではなく、がんの終末期だった。
どちらでも同じ、ではない。
やはり事実は事実。
同じ亡くなるにしても病気が判明するに越したことはない。
「もっと先生と早く知り合いたかった」
今日、3回聞いた言葉。
町医者冥利につきる。
「遅くないですよ。まだまだこれからですよ」
これでまた安心してくれる。
そこの、日本一の看護師が到着する。
午後22時現在、クリニックにはまだ20名ぐらいが
働いている。
GWも休まず在宅医療をし、外来も2人態勢でやっている
診療所は、日本中でここだけだろう。
いや、世界中でもここだけではないか。
駆け込み在宅、駆け込み往診、駆け込み外来で、戦争状態。
しかし頑張っても頑張っても、可哀そうな患者さんがあとをたたない、
がん拠点病院や、認知症を診る病院が、少しでも変わってくれたらなー。
まあ、これは永遠に変わらないんだろう。
針の先ほど程度のことにすぎないんだろうな。
しかし、患者さんを不幸にしていることにはせめて気がついて欲しい。
永遠に続く「もっと早く・・・」
しかし、命は永遠ではない。
やはり少しは変わって欲しい。
毎日が不眠不休。
1日の境目が無くなっている。
目が回る。
そんな中、連日、1~2件の新規の在宅依頼がある。
定期訪問と臨時往診と新規訪問で、とりあえずの深夜帰宅。
今日は新規訪問が3件。
末期肺がんと大量の胸水で起坐呼吸。
しかし介護ベッドは無い。
介護認定もケアマネもまだ。
胸水のとことを詳しく説明してくれたのは初めてと。
不安一杯の顔が、1時間話すうちにすっかり和らぐ。
帰りきわには笑顔が出た。
もうひとり、頸部の末期がん。
食べることと緩和医療のお話をした。
喜んでくれた。
がん拠点病院の悪口をさんざん聞かされる。
病気は見るが人間は全く見てくれないと。
二度と行かない、と。
怒らせるだけのがん拠点病院。
患者を治すどころか怒らせで無用なストレスを与えるだけ。
それをなだめるのは、いつものこと。
もうひとつ。
認知症専門の医師に見てもらっている患者さん。
この1ケ月で急に食べられなくなったと。
主治医は、認知症の終末期だという説明。
思い立った家族が、私に主治医をお願いに来られた。
ちゃんと見ると、腹部のがんの末期であることが判明。
認知症終末期ではなく、がんの終末期だった。
どちらでも同じ、ではない。
やはり事実は事実。
同じ亡くなるにしても病気が判明するに越したことはない。
「もっと先生と早く知り合いたかった」
今日、3回聞いた言葉。
町医者冥利につきる。
「遅くないですよ。まだまだこれからですよ」
これでまた安心してくれる。
そこの、日本一の看護師が到着する。
午後22時現在、クリニックにはまだ20名ぐらいが
働いている。
GWも休まず在宅医療をし、外来も2人態勢でやっている
診療所は、日本中でここだけだろう。
いや、世界中でもここだけではないか。
駆け込み在宅、駆け込み往診、駆け込み外来で、戦争状態。
しかし頑張っても頑張っても、可哀そうな患者さんがあとをたたない、
がん拠点病院や、認知症を診る病院が、少しでも変わってくれたらなー。
まあ、これは永遠に変わらないんだろう。
針の先ほど程度のことにすぎないんだろうな。
しかし、患者さんを不幸にしていることにはせめて気がついて欲しい。
永遠に続く「もっと早く・・・」
しかし、命は永遠ではない。
やはり少しは変わって欲しい。
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