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国会内でのタバコ
2012年05月04日(金)
GWにタバコの話題で恐縮だが。
国会の中や議員会館に行けばタバコが吸えることに驚く。
総理大臣が国会で堂々と愛煙家自慢をする国だから、もっともか。
議員会館や食堂ではタバコを吸える。
分煙という概念は、FCTCという国際条約に違反している。
しかし、これを知ってかか知らないか、タバコにとても寛大な国会なのだ。
総理大臣を中心に、ニコチン中毒患者さんで溢れている。
ニコチンが切れるとイライラして、国会に集中できないと言う。
野田総理に禁煙治療をしますメールをしたが、もちろん、返事はない。
そんな国会内の食堂での全面禁煙がようやく検討されはじめた。
国会がこんな程度だから、兵庫県受動喫煙防止条例が骨抜きにされたのは
仕方が無いと諦めるしかないのか。
日本は、世界一タバコに寛容な国だ。
今日もテレビでタバコのシーンが放映されている。
しかしもう騙されない子供が増えてきた。
先日、美味しい肉を食べにいった。
しかし両横の団体ともタバコを吸いまくるため肉の味が半減した。
受動喫煙を拒否できない社会制度は、本当におかしいと思う。
原子力ムラと言われるが、タバコ村も全く同じ構図。
JTは、財務省のおいしい天下り先だった。
年収は4300万円もらえる。
しかし今回、社長が交代し、生え抜きの社長になった。
タバコの販売促進に意欲を見せている。
あきれてものが言えない。
政権交代したらタバコ1000円法案もFCTC遵守など簡単だと思っていた。
小宮山大臣は、自分の首と引き換えにでもタバコ政策をやれば名が残った。
政治家は、一旦その立場になると、改革よりも保身が優先するので醜い職業。
こんな改革もできない国会に、消費税や年金やTPPを議論する資格があるのか。
まずは自分の足元から、ちゃんと改めて欲しい。
議員会館に入るたびに、そんなことを考える。
GWも末期がんの患者さんを回らなければならない。
半数は、タバコ病。
それでも死ぬまでタバコを止められない。
意図的にニコチン中毒患者を大量生産しておきながら、
苦しむ彼らの苦痛を緩和しようと在宅医療を行う開業医を取り締まる。
国家の方針が無茶苦茶なのは、国会内のタバコの現状を見れば良く分かる。
<国会議事堂>衆院議員食堂を全面禁煙へ 議運で検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120503-00000040-mai-pol
衆院の議院運営委員会は、国会議事堂内の衆院議員食堂を全面
禁煙にする方向で検討を始めた。テーブルごとに禁煙・喫煙を分
けているだけで受動喫煙対策が不十分だったため、小平忠正委員
長が4月27日の理事会で「食堂は食べるところだ。時代の流れ
もあるし、各国の中でも日本の国会が一番遅れている。全面禁煙
にしたい」と提案。実現すれば、各党が利用している控室を除き、
衆参両院の共用部分で分煙化が完了する。
現在、共用部分でたばこが吸えるのは、衆参の議員食堂や分館
の喫煙スペースなど。分煙のため透明な板などで囲われていない
のは衆院の議員食堂だけで、対策の遅れが指摘されていた。
衆参の本会議場での喫煙は規則で禁止されていたが、1994
~96年に衆参両院が委員会室での禁煙を決めるまで各委員会室
での喫煙は野放し状態。審議中に閣僚がたばこを吸うのも認めら
れていた。その後、2003年施行の健康増進法で官公庁施設な
どの管理者に受動喫煙防止が求められるようになり、国会の共用
部分の分煙化が本格化した。参院は04年に廊下などに置かれて
いた灰皿を撤去、衆院も10年に本会議場周辺の灰皿を撤去した。
【青木純】
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