- << 西から東への大きな流れ
- HOME
- 引っ張りすぎのがん拠点病院 >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
鍼灸マッサージ師も苦しんでいる
2012年05月17日(木)
その中でも、ある鍼灸マッサージ師さんの書き込みは、現状そのものだと思う。
率直なご意見を書き込んで頂いた方に、感謝申し上げます。
鍼灸マッサージ師をやっていますが。正直、医師に同意書を求めるのは心苦しい。この同意書と保険の制度自体が、突っ込みどころが山のようにありますし。何か問題が起こった時に、それで医師の方に迷惑がかかるというのも抵抗がありますから。ですから、できたら、保険抜きでの自由診療だけでやりたいのですけど。しかし、それでは正直、仕事がやっていけない。出張マッサージで安価で始めているところが多いですからですから、毎日、このことには苦々しく思いながらも同意書を求めたりしています。まあ、何か事故があれば責任が医師に行くってのは、さすがにそうはないと思いますがもし事故が起こっても保険でだいたいカバーできますし。 いずれにしても本音で言えば私は同意書まで求めて施術をやるのはやりたくはないのですしかし、どっか一つが始めればやりざろう得ない。もっと言えば保険適応もやっている接骨院のようなところと競争している限りは、同意書での出張マッサージにたよらざろう得ないですねそれでもなんですか、最初のころは抵抗もありましたからできるだけ出張料はとらないようにしていたのですけどねしかしそれでは保険でカバーできる額が安すぎる。最大でも八百円程度だ。これでは正直、どうにもならない医師の同意書を手数をかけて受け取った患者さんにも申し訳ないですし。 こういうジレンマは常に抱えています。まあ、やるだけ努力するしかないのが現状ですけど
思っていたとうりだ。
彼らも悩んでいる。
同意書にサインする医師、サインしない医師。
同意書を求める鍼灸師、求めない鍼灸師。
どちらも正しいかもしれない。
制度をつくる側が無用な混乱を招いている。
ところで、偶然にもこんなメールが流れてきた。
これは国民のみなさまが決める問題だと思う。
柔整療養費にメス、マイナス改定求める声相次ぐ
6月改定は延期、厚労省が制度等の検討の場を設置
2012年5月12日 橋本佳子(m3.com編集長)
http://www.m3.com/iryoIshin/article/152742/index.html?portalId=mailmag&mmp=MD120
514
厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫・学習院
大学経済学部教授)は5月11日の会議で、柔道整復、あん摩マッサージ
指圧、はり・きゅうの施術の療養費改定を延期する方針を確認した(資料
は、厚労省のホームページに掲載)。柔道整復等の療養費改定は、診療報
酬改定の年の6月に実施するのが通例だった。療養費適正化の観点から
検討の場を新たに設ける方針を決定、またマイナス改定を求める声も相次
いだことを受けた対応だ。議論のスケジュールや改定の延期時期は未定。
柔道整復の療養費は、2008年度までは国民医療費の伸びを上回り増加、
はり・きゅう、マッサージの療養費は二ケタの増加が続いている。また、
例えば、柔道整復療養費の請求部位数を都道府県別に見ると、「3部位請
求の割合」が最も多い大阪府では請求全体の約7割を占めるのに対し、最
少の岩手県では15%前後にとどまる。「施術回数月11回以上の割合」
は、最多の茨城は約25%、最少の沖縄では約5%、「施術期間が6カ月以
上の割合」は、最多の栃木が9%弱、最少の山形は0.2%程度。療養費の
伸び、都道府県の差異から浮かび上がる請求の不透明さなど、従来から指
摘されていた問題にどこまでメスが入るか、今後の議論が注目される。
同部会に専門委員を招く形、あるいは新たな検討の場を設置し、2012
年度の改定のあり方および療養費の審査体制などを検討する。会議後、厚
労省保険局医療課保険医療企画調査室長の屋敷次郎氏は、「療養費の審査
のあり方や、施術所への行政や保険者の調査権限の付与などを求める声も
上がったが、これらの問題が解決しなければ、改定が実施できないわけで
はない」と語り、まず改定の議論を行い、その後に審査体制等を議論する
スケジュールも考えられるとしている。
11日の医療保険部会では、審査支払機関のあり方についても議論。
●多部位、長期、頻回施術にメス
柔道整復の療養費については、2010年度にも、「3部位目は、100分の
70に減額、4部位目以上は支給せず」などの改定が実施された。
厚労省は11日の会議に、2012年度改定の基本的考え方も提示。柔道整
復療養費については、多部位施術への減額措置をさらに強化するほか、長
期施術(5月超の施術は、100分の80に減額)、頻回施術(現行では減額
なし)などの請求も厳しくする方針であり、頻度が高い施術については、
支給申請書に理由書を添付するなどの運用の見直しを行う。はり・きゅ
う、マッサージの療養費についても、「それぞれの施術の特性を踏まえた
見直しを行う」としている。
これらの考え方について、委員は支持。さらに、改定の大枠、つまり療
養費の改定率についてはマイナスを求めるとともに、療養費に関する審査
体制の確立などを求める声が相次いだ。
全国健康保険協会理事長の小林剛氏は、保険者の立場から、次のように
問題視した。「協会けんぽの療養費は年間約700億円であり、毎年増加を
続けている。都道府県によって、ねん挫や打撲の仕方に違いがあるとは思
えず、療養費の請求にこれだけ違いがあるのは、理解しにくい。人口10
万人当たりの柔道整復師の数が多いほど、保険加入者1000人当たりの療
養費の申請件数が多いという関係性も見られる。1998年以降、柔道整復
師の養成施設の設置基準が緩和され、柔道整復師数は2000年には約3万
人だったが、2010年には約5万人に増加している。無資格施術や架空請
求などのケースも見られる。限られた医療費財源を有効に活用する視点が
重要であり、療養費は引き下げるべき」。
また健康保険組合連合会専務理事の白川修二氏も、小林氏への意見を支
持。「現下の状況を考えると、療養費は引き下げるべき。柔道整復師の数
が増えたことに伴う療養費の増加、それと連動して不正が疑われる請求が
非常に増えていることが問題。厚労省の監視体制を強化し、不正が発覚し
た場合には厳格に対応してもらいたい。ま療養費にはた審査の体制がな
く、施術所から保険者に直接請求される。1対1で手間がかかる上、両者
の判断が異なる場合にはトラブルも発生する。審査の仕組みを工夫し、電
子化などでムダなコストを省いたり、トラブルがあった時の調整を行う機
関が必要。多部位、長期、頻回の施術については、逓減制や回数制限を設
けたり、医学的必要性について医師の意見を添付することなども検討すべ
き」と療養費の適正化を求めた。
国や都道府県、さらには保険者に監督権限を付与する意見は、全国後期
高齢者医療広域連合協議会会長で、多久市長の横尾俊彦氏からも出された。
横尾氏は、同協議会から過去に厚労省に保険者への監督権限の付与を提案
した際には、「医療保険各法に関係しているものであり、関係各部署と検
討する」との回答にとどまったことを紹介、早急な対応を求めた。
「エビデンスのある改定」求める意見も
医療者側からは、日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏は、引き下げに反対
はしなかったものの、「我々もそうだが、エビデンスなく下げられるのは
柔道整復師にとっても嫌なものだろう。エビデンスを踏まえて改定すべき」
とコメント。さらに、(1)検討会の場には、整形外科医も入れる、(2)国
民医療費における柔道整復等療養費の扱いを明確化する、(3)審査の体制
を機能させる、(4)医師の同意書の書式を統一化する、などの対応も求め
た。
日本慢性期医療協会会長の武久洋三氏は、施術所から医師の同意書を求
められ、施術が不要だと断るケースの場合、患者等から、「ひどい医師」
と言われることもある現状を紹介。
「不正請求の適正化も必要だが、その前に療養費の支給対象を見直す必要
があるのではないか」と指摘した。
さらに、早稲田大学法学学術院教授の和田仁孝氏は、都道府県による療
養費の差異が大きいこと、リピーターの集客を狙ったような不適切だと思
われる施術所のホームページが見られるなどの点を挙げ、「倫理的な問題
さえある」と指摘、職能団体として施術所を統制していくなど、様々な視
点からの検討が必要だとした。
これらの意見を踏まえ、遠藤会長は、「通例は6月改定だが、それにと
らわれることなく、慎重な議論を行い、診療報酬改定と同様に、透明性、
エビデンスがある改定にすべきということだった。また請求対象、審査、
場合によっては監査体制なども検討すべきという意見が出された。実態を
明らかにするとともに、仕組みを構築していきたい」と締めくくった。
- << 西から東への大きな流れ
- HOME
- 引っ張りすぎのがん拠点病院 >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
長尾先生が、仰っている「非医療者」とは「施術者一般」のことですか?
この鍼灸マッサージ師が一生懸命仰っている事は分かりますが、長尾先生のブログの文章が長すぎて、何を仰りたいのか、良く分かりません。
最近、日本医師会会長は福岡県の自民党推薦の会長だそうです。
接骨師が「医師会会長の推薦する、政治家野、選挙応援をしなければいけない」というのが本当なら、あんまり変わらないのじゃないでしょうか?
でも、私自身は接骨師には、お世話になったと思う事があります。昭和60年くらいから言われ出した、AIDS禍の問題で、北海道鍼灸接骨師会会長で、鍼灸接骨専門学校の校長をしていた笠井行雄先生は北大医学部の教授に頼んで、AIDSの血液中のウイルスの数と、B型肝炎のウイルスの数を比較して、AIDSは1億個であるが、B型肝炎は1000億個であるので、消毒時によく洗ってさらに数を滅菌するようにすればAIDSは、B型肝炎ほど感染率は高くないという実験をして下さったことです。C型肝炎は1000万個、成人T細胞白血病のうぃるすは10万個で、その順番に感染し難いとのことでした。
名古屋大学の教授も水で洗い流すことで、数を減らすことも、感染率を下げると仰っていました。
東京の接骨師が「医道の日本」という月刊誌で「鍼灸を介護保険に入れてくれるように」政府に呼び掛ける運動をしています。
そういうわけで、あんまり接骨師の悪口も言えません。接骨師は業界が3~4つあるそうです。
それ以上の事は分かりません。
Posted by 大谷佳子 at 2012年05月22日 01:38 | 返信
何度も、済みません。思い出したのですが、何でも、接骨師の起源は古くて、昔、中国から伝搬したらしいです。
それで、戦後に、厚生省が、整形外科の分野を開業させる必要があって、接骨師は保険の中に入って、就業してよろしいと言う事になったんだそうです。
ですから、それは厚生省と、接骨師業界との契約なので、余程の事が無いかぎり、変わらないんじゃないかと思います。
県立尼崎病院の東洋医学研究所を作る時に、尼崎市内の薬剤師業界と、鍼灸師業界に「東洋医学研究所内で、保険診療はしません」という契約を取り交わしそうです。それで、今でも、現金治療で、漢方と鍼灸の治療をしているので、あんまり儲からないと、中で働いている人が言っていました。
Posted by 大谷佳子 at 2012年05月23日 01:09 | 返信
柔道整復師の団体は、6万人の資格者の中に600団体ぐらいあると思います。政治的には、弱い集団です。それをいいことにこの2年は、以前の改定の結果、1,3%の伸びという医科よりかなり低い伸び、件数はまた増えているのにたったわずかの伸びです。しかし、療養費は、灸やあんまの往診料が10%伸びているので療養費全体は、伸びています。今回の改定でさらにマイナス改定を求める保険者が多いのは、ただ減らしてくれといっているだけなのです。
この3月に柔道整復師に調査をするように保険者に厚生省が働きかけています。これは、医科にもこの調査を今後は、求めていく方針のようです。調査内容は、仕事中に痛くなったものですか?先生の前述の医師による考え方の問題でがんの患者さんの治療方針の違いにより、医師別、県別 の平均値をこえる治療にかんしての調査。点滴のあまりにも多い診療所や薬の病気にたいする平均値以上の処置には、なんらかの文章回答が患者さんに求められる調査となるようです。仕事中におなかが痛くなった、寒い場所での業務で風邪を引いたは、労災でしょうという保険者が増えてくると思います。しかし労災は中々使えません。
今回の対応は、ただ保険者が赤字続きから減らしたいだけの方針です。やはり今後は、医科にもこの流れとなると思います。生活保護、傷害者の点数等は、平均値以上ださない対応は私も当たり前に感じます。
Posted by 小谷 at 2012年05月24日 05:21 | 返信
私は市内で訪問鍼灸マッサージをしている者です。つい最近のお話ですが、僕が介護施設で保険治療していた患者さんが別の高賃住に移るらいのですが 信頼関係も築けご本人が引き続き新しい施設でも治療をしてくださいとのお話だったのですが引越し先の施設は提携している治療院があるので外部からの治療はお断りさしていただきますと返答されました。それにもっと驚いたのが主治医の先生もうちの提携してる医院の先生に新たに変えて頂くというお話を聞いてびっくりしましたし悲しいかったです。ご本人は主治医の先生の事も凄い信頼されていましたしそうやって内々にして一体誰の為の制度でしょうか。患者さんにはご自身が望む最善の医療を受ける権利があると思います。一番、大切な患者さんの気持ちはどうなるのでしょうか?そういう白い巨塔みたいな施設少なくないんでしょうね
Posted by 匿名 at 2012年05月25日 12:32 | 返信
お話を伺ってると、「介護保険は利用者さんの為にある」って嘘なんですね。
「介護保険は、業者のためにある」と言うのがホントなのでしょうか?
お医者さんとか、看護婦さんは外国にも、いるけど、ケアマネジャーって一回か二回ぐらい、オーストラリアのケアマネジャーが、なんか英語で「ストレンス」とかって、喋っているのを聞いたことがあるぐらいのもんですからね。
医療に続いて、介護保険もニッポンガラパゴスなんですかね。
ギリシャと日本は歴史が古すぎるってことで、似てますね。
ギリシャの経済はヘッジファンドにしてやられてって聞いた事があります。
「消費税を上げないと、日本の国債も二年後には暴落させてやる」とヘッジファンドが恫喝してますけど、ヘッジファンドが世界の帝王なのか?人々はロボットに過ぎないのか?と、世界経済を見ていると暗澹たる気持ちです。厭世的になってはいけないとは思いますけど。
Posted by 大谷佳子 at 2012年05月26日 01:58 | 返信
長尾先生が、ここで「非医療者」と仰っているのは、私のことなんですね!
私がケアマネジャーとしても、鍼灸師としても、働いてない癖に、エラそうに喋ってるとおっしゃりたいのでしょう。
長尾先生は、冗談とか皮肉とか仰って、皆を笑わそうとしていらっしゃるのですが、下手くそなんで、意味不明です。
ときどき、面白い時もありますけどね。御自分の事を仰ってる時はおもしろいです。
「看護婦さんに、抱きついて、ワンワン泣いた」とか、おもしろかったです。
Posted by 大谷佳子 at 2012年05月29日 01:50 | 返信
「下手くそ」なんて言ってごめんなさい。別に深い意味は、ありません。
ただ、先生は 東大卒とか阪大卒のエリートに、よくいらっしゃる、人の気持ちのデリケートなところが分からない男の人なのかなと思うところがあります。
宝塚ソリオの3Rでも、「私は離婚して、一人息子を育てて、今は母の介護をしています」と言った女性に「家族なんか居ない方がいいね」と仰ったので、後で、その人が「私はどうすれば良いのでしょうか?」と3Rの人に泣きついていました。
「長尾先生は最近、家族の力は凄い」と見直しているので、またブログを見てください
と3Rに、メールしておきました。よけいな事だったかもしれませんけど。
私も先生が「非医療者」と仰ったので、「また皮肉を、仰ってる」と思ったので、おかしいのと、腹が立ったのと両方でした。それで、「皮肉を仰るのは下手くそ」と申し上げましたけど、何もかも下手くそという意味ではありませんので、お許しください。
自分でも何を言ってるのか分からなくなりました。
Posted by 大谷佳子 at 2012年06月01日 01:43 | 返信
「非医療者」という言葉があるのですね。
「非医療者」とは、主に、患者さんや、利用者さんのことのように書いてあります。
では、長尾先生はブログで、患者さんや、利用者さんに、「アンマ、マッサージ師のコメントをよく読むように」と仰ったわけですね。
やっぱり、良く分かりません。
「医療者」の方々は、「医療者」という概念に誇りをもっていらっしゃるのでしょう。
公務員の方が、中卒や高卒でも「公務員」でいることに誇りをもっているように。
それは、「医療者」の方々の独特のワールドですね。
私は、とても、理解しがたいワールドです。
Posted by 大谷佳子 at 2012年06月01日 11:10 | 返信
長尾先生は素晴らしいお医者さんだと思います。
でも、それと鍼灸を廻る色々な状況は、私には関係無いと思います。
お医者さんは、患者さんのことはよく知っているし、患者さんが元気になって、幸せになるように、伴走なさっているのだと思います。
でも、鍼灸のことは御存じないお医者さんに、同意書を書いてもらって、保険で仕事をしたいとは、私は思わないのです。
妻子を抱えて、もっと仕事をしたいと思っている、鍼灸マッサージ師は患者さんと一緒に、お医者さんに「同意書を書いてください」と頼んで、仕事をしたら良いと思います。
マッサージだって、病院の中で、保険でして貰いたい患者もいれば、温泉でゆっくり、話を、聞いて貰いながら、して貰いたいお客も居て良いのじゃないですか。
それ以上のことは分かりません。私は「非医療者」で良いのです。
Posted by 大谷佳子 at 2012年06月02日 12:26 | 返信
実は、私は、米山鍼灸院に3年弟子入りして、昭和60年にアパートを借りて、平成10年くらいまで、鍼灸院を開業していましたが、未だに、どうやって、治療したら良いのか「方法論が確立」していないのです。勿論、医療過誤を起こすような事は、米山鍼灸院に弟子入りさせて貰ったおかげで、ありませんが。
戦前から、加賀藩の御典医だった石川日出鶴丸博士のご指導で、研究熱心な鍼灸師が鍼灸を研究していたそうです。日出鶴丸博士が亡くなると、御子息の太刀雄和歌山大学長の指導で、所謂、昔からの古典的「経絡治療」を見直そうと研究したそうです。それは、私が推察するに、「民間医療を現代の医学に照らし合わせて、合理的、かつ患者に役に立つ、患者にも、厚生省にも、理論的に説明できるものを推進しよう」と言う考えと同じだったのではないかと思います。しかし、古典とか、経絡治療とかは、漢方薬や、精神医学や、自立神経の日内変動(サーカディアンメディカル)や、栄養学、も含まれていますので、検証すると言っても、宇宙を検証するより難しいわけです。
私自身は今のところ、「針麻酔効果」を利用した「奇経治療」ぐらいしか分かりません。
例えば、ぎっくり腰に対して、腰部にお灸は良いのですが、針の強刺激を加えると、却って、悪化します。そこで、手の甲の痛天「腰腿点」とか足の甲の「解渓」とか、頭の百会とかに針麻酔効果を狙って、中国針を打ったりします。
でも、米山義先生はSLR+、知覚障害+、ATR-の、急性期の患者に局所(腰部)に太い中国針で治療して、その日は息子さんに抱えられて、帰ったのに、あくる日は自力で元気に、歩いて来たという症例もあります。
代田文彦先生はアメリカのジャネット トラベルのtrigger pointの研究をして、鍼灸師にも、症例報告をさせていましたが、途中で亡くなられました。
これは、私もまだ、良く分からないのです。
要するに、私は、エラそうに喋ってますが、鍼灸治療については、よく知らないのです。
どうもすみません。
なお、戦前から、鍼灸について研究なさっていた医師や鍼灸師や薬剤師は他にも、大勢いらっしゃいます。何か、失礼があれば、お許しください。
Posted by 大谷佳子 at 2012年06月05日 03:46 | 返信
訂正します。お父さんの日出鶴丸博士が、三重県立医学専門学校の校長でいらっしゃって、御子息の太刀雄先生は金沢大学の教授でした。針灸学校で、習ったのに、とんでもない間違いでした。日出鶴丸博士はGHQが「針灸の廃止令」を出そうとしたのを、阻止なさったそうです。太刀雄先生は「内蔵体壁反射」の研究をなさったのでした。大阪針灸専門学校の教師は、太刀雄先生の門下生を自任する鍼灸師が3~4人は居ました。懐かしそうに、勉強会や飲み会の思い出を語っていました。太刀雄先生は謡曲か、詩吟をなさって、その歌は「臓腑をえぐるように物悲しい歌」であったと清水千里先生が書いていました。
自立神経の日内変動はcircadian rhythmでした。お詫びして、訂正致します。
Posted by 大谷佳子 at 2012年06月07日 02:04 | 返信
医業類似業界の療養費は医療費の1-2%程度である
審議委員の良識を非常に危惧する
98%からの削減が緩やかである
不正請求ならずとも不適切な請求を改めるべきである
医師会は民主党にすり寄り医師不足を嘯きその目的は医療費削減である
国民皆保険は文字通り国民の為のモノである
現状を国民に開示しかつ説明責任がある
療養費は決して多額ではない事を理解すべきである
もちろん不正なるは言語道断は言うまでもない
医師の生活レベルは高すぎる
二世医師も非常に多い
偏った考え方で医師の地位を利便させ医業類似批判はレベルが低度すぎる
本来医科が完璧ならば医業類似業は存在はしない
Posted by 匿名 at 2012年09月18日 11:02 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: