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認知症でもリビングウイルはある!?
2012年06月05日(火)
先日旅立たれたある認知症患者さんの御家族を訪ねてみた。
最期の時に、自分自身で延命治療を拒否したと、聞かされた。
認知症でもリビングウイルがちゃんとあることを教えて頂いた。
最期の時に、自分自身で延命治療を拒否したと、聞かされた。
認知症でもリビングウイルがちゃんとあることを教えて頂いた。
最期の最期に、延命治療をするかどうかについて、
病院の主治医に何度も何度も聞かれたそうだ。
患者さんは、一貫して「いいです」と拒否されたそうだ。
高度認知症患者さんが、病院で、自らの意思で尊厳死を選んで旅立った!
配偶者は、「私が決断しなくて良かった」と
患者自身が自己決定したことを感謝していた。
「もし自分が決めていたら、きっと後悔していたでしょう」とも言った。
あらためて「リビングウイル」という言葉の意味を思い知らされた。
一般に、認知症になればもう判断ができない、と考えられている。
しかし、案外そうでもないような気がしてきた。
少なくともその患者さんは、しっかり自己決定できた。
それは自己決定でない、という専門家がいるだろう。
しかしじゃあ、我々自身は、そんなにしっかりしているのか。
しっかり自己決定できます、と断言できるのか。
そう考えると、自己決定という言葉のむずかしさを感じる。
少なくとも、認知症でも少しでも意思表示ができるひとは
自己決定もできる、と考えたほうが合理的ではないか。
そんなことを感じさせて頂いた、遺族訪問だった。
病院の主治医に何度も何度も聞かれたそうだ。
患者さんは、一貫して「いいです」と拒否されたそうだ。
高度認知症患者さんが、病院で、自らの意思で尊厳死を選んで旅立った!
配偶者は、「私が決断しなくて良かった」と
患者自身が自己決定したことを感謝していた。
「もし自分が決めていたら、きっと後悔していたでしょう」とも言った。
あらためて「リビングウイル」という言葉の意味を思い知らされた。
一般に、認知症になればもう判断ができない、と考えられている。
しかし、案外そうでもないような気がしてきた。
少なくともその患者さんは、しっかり自己決定できた。
それは自己決定でない、という専門家がいるだろう。
しかしじゃあ、我々自身は、そんなにしっかりしているのか。
しっかり自己決定できます、と断言できるのか。
そう考えると、自己決定という言葉のむずかしさを感じる。
少なくとも、認知症でも少しでも意思表示ができるひとは
自己決定もできる、と考えたほうが合理的ではないか。
そんなことを感じさせて頂いた、遺族訪問だった。
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この記事へのコメント
認知症の人の自己決定が出来る出来ないの判断基準として、「好き」か「嫌い」かが答えられるかを一つの基準にしています。
Posted by 社会福祉士 河本健二 at 2012年06月05日 07:48 | 返信
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