「重症心不全に対する植え込み型補助人工心臓治療」
東京女子医大心臓外科　西中知博先生

重症心不全患者さんに心臓移植を行うまで
平均３年かかっている。
その間、外来、在宅とつなぐのが人工心臓。

強心剤依存となった患者さんの１年生存率は７％。
ＱＯＬも極めて低い。

【臓器移植までの平均待機時間】
肺移植　　　　２年１０ケ月
心臓移植　　　２年４ケ月
肝臓移植　　　１年４ケ月
腎移植　　　　１４年
膵移植　　　　２年７ケ月
小腸移植　　　５ケ月

心臓移植は、血液型別にみると
ＡＢ型は１年と短いが、理由は分かっていない。

【人工心臓で治療できる重症心不全患者さんの推定数】

アメリカ　５～１０万人
日本　　　２０００～３０００人

人工心臓の基本構造は、
拍動式⇒連続流式、扇風機式、ジェット機式に変化している。
小型心臓のようなものではない。

日本では臓器移植法案の成立が大きい。
梅村聡議員の尽力によるものだと思った。